プラトン以後

直感主義は70年代の反体制的なカウンターカルチャーがつくり出した
芸術運動にその起源がある。
どちらかといえば、直感主義に反科学主義的な傾向があったのは、
冷戦下で密かに展開された群衆を巻き込む心理作戦の一つであった。

ところが、「直観」が蔑まされているのは、
冷戦なき熱戦時代で密かに展開される群衆を巻き込む
コンピュータによるシミュレーション依存型の心理作戦の結果でもある。
(アメリカは当時のソビエトからこの神経戦のノウハウを学んだ。)
熱戦時代は、反直観主義の傾向によって、
科学的予測はコンピュータに代行できると信じ込ん込ませている。

「直観」はプラトン以後のベルグソンやハイデッカー、
そしてR.B.フラーに至るまで認識能力の一形態である。

e・食・住.org

コメントを残す