日別アーカイブ: 2006年1月14日

リダンダンシー

テンセグリティ構造は原子核構造モデルから銀河系モデルを通底する普遍性を備えている。振動しない構造システムは銀河系では存続できないので、テンセグリティ構造は外力を振動によって、システム内で分散し、限界を超えた分散に対しては、部分的な破壊で衝撃を吸収してシステムの補償作用でバックアップする。テンセグリティ構造においては、リダンダンシー、すなわち想定される最低限の負荷と要求される最低限の性能に対し、それより多め、大きめに設計されたこれまでの「余裕」や「余地」は、反転する。
より大きくデザインする場合、テンセグリティ構造の構成要素はより細く、軽くデザインされる。原子核構造にリダンダンシーが極小化される理由に、より接近する。
テンセグリティ構造では、リダンダンシーはついに非物質化されようとしている。  Y.K