無為

私は朝5時前に起きる。
そうすれば、一日に3つの異なった時間が出来る。
 
最初の2つは、考えて仕事をする時間と考えなくてもいい仕事をする時間だ。
3番目は、それらを忘れるための無為な時間。
20歳代は1番目の時間形成には2番目の仕事以外は支えられなかったが、
この頃3番目の時間が1番目の時間を作り出す関係にやっと気が付いたからである。
この場合、必要な仕事で生きていないこと自体を考えるのは、考えて仕事をする時間に属する。

しかし、これを持続できる人は1500万人に一人以下の割合である。
あらゆる職業(なくても誰も困らない職業も含めて)は有限であるが、
必要な仕事はまだ無数に存在している理由を説明するかぎり、
この割合はけっしてデタラメではないのである。  Y.K

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