ロイヤリティ

アメリカの特許庁の玄関の石には
「特許制度は天才という火に利益という油を注いだ」
というアメリカ大統領リンカーンの言葉が刻まれている。

特許権使用料の概念は弁護士でもあったリンカーンが策定した。アメリカ大統領が武力を発動し、アメリカの「統一」を保つために発明家たちに武器の特許出願を奨励する歴史がはじまった。
21世紀のデザイナーが開発したがるのは、人間が人間を少しでもより巧妙に支配するための技術を開発しようという目的に効果的な人工物ばかりであることは、この歴史が説明する。
この200年間のデザイナーを支配するための単純な技術は、ロイヤリティ(royalty)というご褒美である。
ロイヤリティとは、語源的に王の特権、 採掘権を意味する。
リンカーンは王の特権を個人に分散化した最初の発明家であった。  Y.K

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