粘菌テンセグリティ

粘菌は、葉緑体がなく、朽木や落葉、あるいは糞、高等植物や淡水・海水中の藻類などで生活している。
「粘菌は不断はバラバラに暮らしているが、その一体に食料が不足してくると、何らかの通信手段で一個所に集まり、アメーバー状の一個体となり、やがて移動しはじめる」。
細胞壁のない変形体の形態形成場こそ、テンセグリティ構造体が関与している。

構成要素は不連続である。
分断された構成要素自体には生命の機能は発見されないが、連続的なネットワークというテンショナルな働きが一個体の生物そのものを形成する。
その場合、細胞膜という表面を必要としない。

構造に表面は関与しないからである。  Y.K

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