月別アーカイブ: 2007年2月

奪うこと

恐ろしいことが毎日学校で起こっている。
さらに本当の破壊について気づいている人は稀である。  Y.K

「すべての子供は生まれながらの天才であるが、関連を示す可能性のある事柄について子供が直観的に感じる瞬間を <天才になれなかった鈍感な年長者たち>が残酷に無視するか、さもなくば愚鈍に対処することで天賦の才は即座に奪われてしまう。」バックミンスター・フラー 1983

核融合炉

太陽の表面温度は約6000度、中心温度は1500万度と言われているが、
中国製の人工太陽のトカマク内部に閉じこめる
プラズマの温度が5億2000万度だからと言って驚いてはいけない。

3キロワット(一般家庭の消費電気エネルギーの約2倍)の水力発電装置が
30万円で販売されている時代に(つまり、太陽光発電よりもはるかに安価)
核融合炉は太陽系に一つで十分だ。
問題は、発電方法よりも、常にその所有と分配方法にある。
個人で冷蔵庫のように発電装置を所有できなければ、
エネルギーは21世紀も私企業による課金の対象にすぎない。  Y.K

自然には過疎はない

過疎化する農村や都市はあっても、自然には過疎はない。
結合と解離しかないのである。

われわれは、結合と解離が無意識で運用されているシステム、
つまり生命の合成にはまだ成功していない。
それどころか運転手付きの自動車に替わるシステムもできていないのである。

過疎化する失敗した農業から、つまり農薬によって長期にわたって汚染され、耕作機械によって不注意にも破壊された表土からなる農業地帯をバイオスフィア自らが再生する過程から、自然が、短時間にもっとも経済的に修復する方法を学ぶことができる。

真の科学的なコスト計算とは、その全作用を人間の作り出すテクノロジーが代行した場合のことである。しかし、修復にかかるすべてのコストを計算できる科学者はいないということは、重要な科学的事実である。  Y.K.

現金製造装置

鉄道や道路はもっともコストのかかるインフラである。
(軌道は無軌道よりもつねに建造費と維持費は大きい。)
道路ができると人々は都市から農村に移動するよりも
現金を求めて農村から都市へ移住し始めたのである。
道路は過疎化と経済不況の2大要因であるとういう観点は
過疎地に残った農民たちにはほとんど理解できていない。
彼らは未だ無限に循環する補助金という現金製造装置に期待しているのである。
この幻覚が消えるのは時間の問題だ。
そしてその幻覚を意図的に発症させた政治家たちが消えるのも(カネの切れ目は縁の切れ目)。
彼らには財源危機を煽る以外に解決不可能な問題だ。  Y.K