自然発酵

稲刈り前に台風による大雨がふると
稲の品種によっては、倒れた穂が地面に接してしまう。

そして条件が揃えば、稲は発芽したり、
自然酵母が付着して、発酵してお酒の臭いが漂う
田んぼになることがある。

その稲を食べた人が
アルコールを効果的に造ることを思いついたにちがいない。
お酒という概念が、最初の発見者によって発明されたかは
それほど重要でない。

同じ理由で、どぶろくは自然発酵によって簡単にできる。
6月の気候と温度は、放置するだけの自然どぶろくには最適である。
稲にはもともと乳酸菌と酵母が含まれる。
この乳酸菌の生成する乳酸が雑菌の発生を抑え、
麹の分解酵素により生成される糖を酵母菌が分解し
アルコールが生成されることは
自然の相互作用(プリセッション)である。      Y.K

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