キャピタ

北極圏の天然資源争奪戦には
もっとも分かりやすい資本(capital)=自己増殖する価値の運動体
の定義が関与している。
簡単な金儲けが好きな1%にとって
エネルギーを略奪する以上に安定した安全な資本はない。
資本(capital)とは<牛の頭(capita)>であった。
頭蓋骨からエネルギーまでの間には土地があった。
頭蓋骨とエネルギーはもはや非鏡像的である。
この非論理的な概念の変遷こそが自己増殖する価値自体の危機を
招いているのである。
奪えるモノがあればなんでもいいいのだから。
彼らは温暖化による食料危機対策からやがてミトコンドリアの
DNAを独占するだろう。
光と空気と水があれば、自己増殖する価値の運動体に
強い近親憎悪を感じるにちがいない。

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