月別アーカイブ: 2009年4月

洗脳

グローバリズムは、<Think global, Act local.>と
表裏一体で成長した概念だ。
それは、専門分化による経済支配の最終段階を意味している。
エコロジーに関心がある人々でさえ、否、彼らこそが
有効な行動原理だと信じている事実が
プロパガンダによる洗脳の有効性を証明している。

優先課題

政府や経済評論家が「大不況だ、経済恐慌を回避する」
って言っている間は大丈夫。
でも「国防優先」って言い出したら気をつけよう。
イデオロギー戦争は、
世界の人口増加に歯止めをかける有効な手段だから。

自転ミサイル

少なくとも日本やアメリカからの迎撃ミサイルよりも
地球の自転を利用して少ない燃料で射程距離を拡大しているから、
北朝鮮の弾道ミサイルはエコロジー的である。

公的軍用資金

大規模な複合企業は、リスクを多様化させ分散化したほうが、
より安全で有益で、より高い社会的信用が得られるノウハウをもっている。
実際、成功した複合体の〈ビジネス〉はますます巨大になる。
こうして複合した巨大企業は、
たいていあらゆる国防用兵器の生産を統合できたので、
表向きの事業が財政困難または負債が返済不能に陥った場合でも、
政府が保証する〈公的資金注入〉に必要な条件を〈合法的に〉満たしてきた。
例えば、アメリカ政府が1970年代のエネルギー危機の直後に行った
ロッキード社への救済措置、
そしてクライスラー社という自動車ではなく、
主に軍用戦車を生産する私企業への数十億ドルの保証付き融資などは、
過去のそして現在の顕著な例である。
ロシア軍の戦車部隊に対抗する新型戦車は、
ハイブリッドエンジンを搭載してもしなくても、
新たな冷戦構造には不可欠である。

炭素固定法

炭素固定法は、テンセグリティ・シェルターによって可能である。
あるインタビューから
要旨
超軽量シェルターは戦地や極地以外では効果的ではなかったが、
宇宙が要求するもっとも単純で高度なシェルターの再生デザイン
(=この構造システムは圧縮材も張力材も宇宙でもっとも豊富な炭素から
形成されている)こそは、
21世紀の最大の do more with lessである。
なぜなら、
家を買わなければならないのは、この惑星では人間だけだからだ。 Y.K
http://www.plus81.com/plus/tnf/talk2_1.html

植物言語

人類は有史以前から、
3000種以上の植物を食料として利用してきたが、
現代の消費者は、イネや麦などのわずか20種程度の植物に依存している。
限られた植物種の摂取から、嗜好だけではなく、思考も形成される。
例えば、先進工業国の消費者は、産業活動によって強くエコロジー的破壊を
受けた空間——陸と海底—-に生息する分類上は、
多種多様な植物からなる群を雑草、あるいは海草という
非生物的な概念に置き換えてきたのである。
人間に名前があるように、すべての雑草にも名前があった。
植物学が存在する以前から、集落の周辺でのみ生きている
愛する存在に名前を付ける習慣があった。
良い消費者をつくる手っ取り早い方法は、
自分だけの嗜好や習慣と結婚させることだ。
こうして、66億人の無数の嗜好や習慣は、
より限られた植物で間に合っている。
同時に、地球上の数千種の言語も激減させたのである。