静止的思考

飛行機などの移動体のなかで思考するときの
質と密度は、静止状態とはかなり異なっている。
テンセグリティ構造は現状維持する場合でさえ、つねに振動する。
分散機能に費やされるエネルギーが構造を強化しているのである。
テンセグリティ構造が静止するときは、構造の死を意味する。
われわれは、静止して思考する習慣がある。
机上とか教室などの空間では、すでにすべてが脆弱になっている。