月別アーカイブ: 2010年1月

情報危機

倒産件数は増加するばかりだ。
2008年には、1年間に倒産した上場企業件数が過去最高を記録した。
しかし、創業件数の推移には依然興味がない。
これは古い社会が引き起こす情報危機である。

メカニカルウイング

太平洋岸の明るい暖かい場所から
ふたたび雪が降る場所に私は移動した。
キャンピングカーを改造した
初代のメカニカルウイングには2つの大きな窓がある。
バンクベットから風景を見る窓と
インターネットに繋いだフルハイビジョンのモニターだ。
私は、雑誌と新聞と野菜を買わない生活がとても気に入っている。
どの窓も外部を映し出している。
毎日移動して暮らしていても、
この2つの窓なしには暮らせない。
メカニカルウイングの朝夕の暖房は、
もっとも小さい中国製の薪ストーブだ。
寒さに耐えながらもここで考える仕事はできる。
ノート型PCと太陽光パネル、
そしてモバイル用インターネットとスカイプがなければ
こんな生活は思い浮かばなかっただろう。
今日は明るいうちに友人の裏庭の畑にいって、
きっと雪で埋もれて残り少なくなった野菜を掘り起こそう。
寒さに耐えるために自然の不凍液に満たされた野菜は
春までとても貴重だ。
肉食をしなければ、
この移動生活に難なく適応できる。
穀物と野菜だけで人間は健康を維持し
思考を持続できる。

地熱

火山活動やマントル対流による地震によって
地層や岩盤に
圧縮・引張・剪断などの応力が発生すると
地熱に換される。
驚くほど多くの人々は、いまでも断層の上に住んでいる。
そこが暖かく過ごしやすいからだ。
植物の生育が早い
地熱の豊かな場所に都市を形成することは
もっとも危険な選択だった。
太陽光を電気に変換するテクノロジーが
断層から都市を安全な場所に移動・拡散させるだろう。

一粒万倍

ミトコンドリアとの共生による
光と水と空気を使ったmore with lessは
ついに太陽系における一粒万倍方式を発明した。
人類は稲の遺伝子を操作できるが、
稲のシナジーの生産性(productivity)を
まだ複製できていない。
なぜか?
生物学が知的生産性(productivity)という概念で
植物を見ていないからだろう。

共生ドメイン

熱帯の海は透明で美しい。
プランクトンが生息していないからだ。
ここでは生存競争はほとんどない。
鯨は子育てをする安全な場所として
プランクトンが少ない熱帯の海を選ぶ。
そして、母乳の補給による母体の飢餓状態を回避するために
一頭しか産まない。
しかし、例外的に珊瑚礁だけは、
大気圏内の生物個体数の25%が生息し
生存競争が高まるにもかかわらず、
透明なドメインを形成する。
珊瑚は光合成をする藻類と共生したからだ。
自然を過疎に求めすぎている
人間が癒されると感じるこの場所は、
もっとも生命の過密な場所だ。
珊瑚虫のテクノロジーは、
過密な都市の住宅に応用可能だ。

指示された課題は研究とは言わない。
おそらく独創性とはかけ離れている。
経験的に、夢で気づいた課題は研究の対象になる。
夢を見る方法について、
夢で気づく方法について、
もっと夢を見なければならない。

もう一つの電磁誘導

知的労働は頭だけでは達成できない。
手が思考の正確な機械であり、
腸が頭脳の効率に影響するように。
さらに、
高度な知的作用は、
磁界が変化すれば非接触でもコイルに電流が流れるように、
マインドに誘導される。