耕起民族

畑が絶えざる耕起で枯渇していくのを見て、
有機物を投入する方法を採用する
「農業経営体」という商業主義的農業者のほとんどは債務者である。
真の富の源泉は銀行に所有されている。
この5年間で農業労働者が20%以上も減少した理由である。
(高齢化によって農業をやめた人が増えたことが主な要因だとしたら
現在の都市人口の増加を説明できない。)
過剰な有機物が投入され、雑草のない畑からのほとんどの収穫物は
カボチャでさえ、1週間で腐敗している無農薬農業を
エコロジー的に肯定しているかぎり、
耕起民族は危険な債務者である。
不耕起の尊さを知るまでは、いかなる民族も栄えない。