日別アーカイブ: 2010年9月27日

統率VS統合

全体は部分から推測できないことに
人間は我慢できない。
個人は集団のために、集団は個人のために組織すると
ファシズム的な機構を帯びてくる。
テンセグリティにおいては、
張力材は分断された圧縮材の統合のためにある。
圧縮材と張力材がそれぞれ局所的に破壊されても
圧縮力と張力は動的な均衡を維持している。
統率者が不在のままで。
張力は距離を超越しているからだ。
質量をもつ物質・エネルギーが互いに引き合う重力のように、
統合するには
統率という人間の目的は不要だ。