見えない軍隊

群衆という
流体化した乱雑な爆破的運動へと展開することは
CIAという見えない軍隊の得意技である。
否、それは、
冷戦なき時代の、見えない軍隊の存在をかけた
戦略かもしれない。
それゆえに、この展開が、
傀儡政権の抑圧が招いた危機から
民主化に移行させる苦悩を
石油消費国に向けてプロモートするための、
そして、
石油を高騰させるための、
彼らによる血も涙もない計画的混乱であることに
群衆は気づかない。