日別アーカイブ: 2011年3月15日

内部被曝(Internal Exposure)

私は2度目の
α線による体内被曝を受けるだろう。
最初はヒロシマの土壌と飲料水から
そして
今年の早すぎる春風と雨から。
私の細胞は
皮膚よりも光り輝くだろう。
きっと母は
がっかりするだろうな。

コンクリート詰め

有人宇宙飛行が成功するまでの過程で、
人間の代行者として
大気圏外の軌道を周回し地球に帰還してくるまでに、
いったい何頭の犬やチンパンジーが
その犠牲になったかは公開されてこなかった。
同じように、
原発における
今回のコンクリート詰めの事故処理を担う労働者たちは、
公開されない。
まして彼らは
宇宙パイロットのように
この大気圏内の英雄として
歴史にその名を刻まれることもないだろう。
たとえ、この自己犠牲を受容する労働者が
自分の愛する息子でないことを
願ったとしても。
人間の死でシャットダウンされるすべての技術は
どんな生命にも容認されない。

インテグリティ(統合力)へ

地球生命が誕生したのは
放射線から安全な距離、
つまり
太陽からの平均距離が約1億5000万kmだったからである。
これは宇宙の基本的なテクノロジーである。
そして
人間の役割は
どんな生命にも容認される方法で
基本的な環境の変化に
適切に意識的に関与できる
テクノロジーを発見することである。

(続)自然のテクノロジー

一定の形を保ったまま、
いつまでもどこまでも進む孤立した波、
ソリトン波という津波を
ライブで初めてみたのは3日前だ。
このソリトン波の津波が新型新幹線よりも
高速(時速500キロ以上)で移動できる原理は
1965年に発見された。
このソリトン波の高速流による構造物の被災はすさまじい。
だが、防災の専門家はこの原理についてコメントしなかった。

テクノロジーの起源

とうとう
「欠損が確認された場合、
2号機は東北地方太平洋沖地震による
初めての直接的な被害を被ったことになる。」
とメディアは言い始めた。
原因を自然災害にするまえに
原子力テクノロジーが
津波という自然のテクノロジーほど
完全ではなかったことを認識しなければならない。
原子核を人間がデザインしたのではないならば、
自然のテクノロジーから学ぶことは無限だ。

放射線量

正門付近の放射線量は現在
8217マイクロシーベルト(1時間あたり)
一般の人が
自然界から1年間に浴びる量の8倍を1時間で浴びる場合
24X365X8=70080倍が
自然状態との相対比である。
しかし、
NHKの字幕は「1年間に浴びる量の8倍」
と表示する。
年間被ばく線量限度千マイクロシーベルトから見ると
放射線量の解説は不正行為そのものだ。
5マイクロシーベルト(1時間あたり)を超えたならば
屋内待避するのは法律である。
問題は予測的に
どの地域の人々が
いつ退去しなければならないかである。

1号機+2号機<3号機

このメルトダウンから
人々を救うのは
現場で致死量の放射線を浴びて
命を投げ出す労働者しかいない。
3号機は特別だ。
残された50人を騙してはいけない。

しっぽの思考力

この物理的メルトダウンを
巨大地震と津波のせいにしてはいけない。
個々人の思考力が長期にわたって
メルトダウンしていたからである。
たとえば、
国家が指導する現状の節電や停電で
40万人難民の生命維持を
直接支援できていない。
NHKの情報統制が最優先されたが
それ以外の緊急災害時のテクノロジーは
ほとんど確立できていない。
災害地の人々に飲料水もないが
メルトダウンの情報さえ
いまも知らされていない。
災害地に過剰な毛布ではなく
無数の移動型の衛星インターネットを
配布しない本当の理由を知らない。