ユーティリティ

昼となく夜となく被曝し続けるのは
ユーティリティへの攻撃が
始まったからである。
時代は、
戦時における民間人への大量殺戮から
細胞という生命が形成した
ユーティリティの最小構成単位への
無差別攻撃のそれへと変換した。
われわれの無関心はついに
長期的な平時における
最大限の大量殺戮のプロセスを
受容するに至ったのである。