日別アーカイブ: 2012年8月10日

沈黙のために——-8月6日を終えて

沈黙に耐えられないのは
ざわめきに満ちている
未来の自分に出会うからだ。
あるいは
記憶で塗り固めた過去の幻影からの
逃避に過ぎないからだ。
沈黙は過去からのどんな連続性も与えず、
どんな陰も投影しない。
そして
未来からどんな光も反射しない。
静寂すぎる森に充満している
光と影以上の
太陽系の沈黙に出会うことはないだろう。