風は粘性の強い見えない流体である。
山脈の頂上や尾根付近の稜線を覆う
背の低い高山植物群は
その流れの方向と強さを記録している。
特に2千メートルを超える山岳地帯の頂上や尾根では
見えない流体はしばしば海辺のような美しい砂浜を形成する。
小さな小石は大きな岩石を砕いた結果としてよりも
より多くの砂や埃になる次なる過程を準備している。
極地の岩石や植物は
大地に静止しているように見えるが
相対的に航空機の翼と同じように
つねに空力学的な作用を受けているのである。