月別アーカイブ: 2013年3月

テンセグリティ・ジオスコープ

過去と現在と未来はすべて一つの領域に
統合された閉じた皮膜テンセグリティ・シェルターは
ジオスコープ機能を備えている。
皮膜テンセグリティ・シェルター内部は
動的な天球儀に生まれ変わる。
テンセグリティ・シェルターの
ジオスコープとの融合は
他者たることへの
空間エンジニアリングにちがいない。
無柱、無管、無線、無軌道は
大気圏外における
全方向的な開放系の空間エンジニアリングであった。
真空と放射性による絶対的な隔絶ゆえに。

逃亡する生活

読みたい本よりも
より大きな蔵書ファイルを持ちたい。
聴きたい音楽よりも
より大きな音楽ファイルを持ちたい。
使うお金よりも
不足しないお金を貯金したい。
それらによって
生きたい人生よりは
より長い時間を生きたい。
こうして
使うエネルギーよりも
不足しないエネルギーを発電したい
社会が支持されてきた。
失うことの不安から
逃亡するテクノロジーよりも
より少ないエネルギーと物質で
野生の現実を生成するために
自然は無数の原理を用意している。
ーーーーー重さもなく不可視な究極の存在形式を。

<絆>実験

かつては木が死にはじめたら
地球の変化の始まりであったが
子どもを疎開させないで
ストロンチウムとの<絆>実験は
環境ではなく
宇宙への適応性の退化の始まりだった。
国家と私企業による
もっとも残忍な観察行為となった。

4つの放射的思考

原発事故後、反原発の可能性は4通りで議論された。
したいけど、できない。
できるけど、したくない。
これらは対称的(鏡像)思考から生まれる。
できないけど、したい。
したくないけど、できる。
後者は反対称的思考から生まれる。
つまり、5番目の
<どんな場合でも太陽系ではしない>
または
<どんな場合でもバンアレン帯の内部ではしない>
は含まれなかった。
統合された思考はつねに奪われている。

アプリオリ(a priori)なこと

知識の豊富な人は、サーバーには勝てない。
サーバーは、ノウハウ(know how)を作る人間には勝てない。
ノウハウが豊富は人は、原理を応用する人には勝てない。
原理を応用する人は、原理を発見する人には勝てない。
という時代がやっとはじまった。
原理を発見するノウハウは存在しない。
発見する人は、もっとも重要なノウホワイ(know why)=動機を
他人や書物から輸入しないからだ。
原理を発見する人々は
発見する前から
応用する前から
ノウハウを習得する前から
検索する前から
そして、勝敗の世界を刷り込まれる前から
<失敗する神秘>に気づいている。
つまり、宇宙の統合されたテクノロジーに。

続)クレジットシステム

恐慌のための「準備」とは預金準備であり
冷戦のための「準備」とは核軍備であった。
この2つはいまも世界を分断しづけている。
もっとも効果的に
クレジットシステムをより一点に集中している。

クレジットシステム

「アメリカでさえ1979年のスリーマイル原発事故以来、
新規の原発建設が30年間凍結されてきた」
という主観的事実が原発爆発後の日本を何も変えなかったのは
個人が日々使用するクレジットシステムが
最大の客観的事実になってからだ。
それはちょうど100年前に決められたシナリオどおりだった。
ウッドロー・ウィルソンアメリカ合衆国大統領(Woodrow Wilson)が
<連邦準備制度理事会(FRB)条例=連邦準備制度>に調印したのは
ちょうど1世紀前の1913年である。
その連邦準備法によってアメリカのお金を発行する権利が
国際銀行カルテルに引き渡されたのである。
「準備」とは「預金準備」の意味であった。
その制度は世界恐慌にまで拡大したアメリカの金融バブル崩壊を
防止するどころか、連邦準備制度が明白な意図的な不作為によって
事態をより深刻化させたのである。
「私はもっとも不幸な人間です。
私はうっかりして私の国を滅亡させてしまいました。
大きな産業国家はその国自身のクレジットシステムによって
管理されています。
私たちのクレジットシステムは一点に集結しました。
したがって、国家の成長と私たちのすべての活動は
ほんのわずかな人たちの手の中にあります。
私たちは文明化した世界においての支配された政府
ほとんど完全に管理された最悪の統治された国家に陥ったのです。
もはや自由な意見による政府、信念による政府、大多数の投票
による政府はありません。
小さなグループの支配者によって拘束される政府と化しました。」
         ——————–ウィルソンアメリカ大統領
小さなグループの支配者は現在も<グランチ>の頂点にいる。

雑草の定義について

「たえず外的な干渉や生存地の破壊が加えられていないと
その生活が成立・存続できないような特殊な一群」
この植物生態学による都市依存型雑草の定義は
ある種の日本人も定義できる。
その一群とは<絆>社会である。
数十年間に及ぶα線、β線、γ線による
究極の持続的な破壊によっても
存続する社会を形成しようとしている。

張力について

麺類の食感は水分量にある。
強力粉のグルテンの弾性を制すると
すばらしい麺類になる。
物質の表面に張力が存在する。
張力を制すると
床にバウンドする共鳴するテンセグリティ
または
大気圏を浮遊するテンセグリティになる。
人間の顔の皺は
表面張力の歴史だ。
テンセグリティが劣化するのは
張力だけである。
———–ネットワークと圧縮材ではない。
つまり、
重さではないのである。

雑草学のすすめ

偏西風と南風が日本列島上空で衝突して
湿度28%になれば
砂嵐はいつでも発生するのは
日本列島に雑草がないからだ。
雑草がない大地が黄砂を生み出している。
雑草には大地を保湿しながら冷却する機能がある。
ーーー海風のように
雑草の種がTPPの拡大交渉には含まれなかったのは
まだ農産物ではないからだ。
自然は明らかに人間が食べられない農産物を
最初にデザインしている。