日別アーカイブ: 2013年7月12日

熱中症(heat disorder)

熱中症は屋内外を問わず
高温や多湿などが原因とされている。
20世紀にはこの病名は存在していなかった。
室温34度でも湿度が30%以下なら
汗はほとんどかかない。扇風機で十分である。
熱中症(heat disorder)は
身体の外部環境への適応障害であるが
真夏日をもたらす偏西風は
本質的に蛇行するようにデザインされている。
北極と南極の回転軸上を
軸トルクで捻れる大気の動的パターンが形成される。
偏西風は波動であり、蛇行によって地球を
より長い距離を循環できるのである。
偏西風の波動とその揺らぎも
バイオスフィアを冷却するために
バイオスフィアが生み出した機能である。
バイオスフィアに熱中症(heat disorder)は存在しない。
自然に無秩序(disorder)は存在しない。

権力テクノロジー

原子力テクノロジーは
原子核を分裂できても
核分裂をほとんど制御できない技術段階にある。
バイオスフィアで廃棄される核廃棄物という現実は
より無秩序化している。
にも関わらず、この無秩序化をさらに拡大できるのは
その科学テクノロジーを
権力テクノロジーが所有してきたからである。
現実(Real)を作り出すのは権力(Royal)だとしても
国家(Nation)という幻想を排除できるのは
想像力(image-nation)なのである。