クリティカル・パス法と最短時間

問題解決にはコストや時間がかかる。
その問題解決方法を思考するための時間もコストである。
多くの場合は、より複雑な解決方法によって、解決する過程がより長期化する。
そこで解決を中止するほうが経済的だと考える。
もっとも矛盾のない単純で効果的な方法にたどりつくのは稀である。
多くの人々は、その時間もエネルギーも想像するだけで終わる。
そこに到達するための
時間もコストもエネルギーも予め用意しなければならないと
最初に考えられたのは、国家か大企業か軍隊である。
単純で効果的なクリティカル・パス法には
時間とコストとエネルギーが含まれている。
固有安全性を含んだ最短時間の解決方法には
最長な経路が内包されている。
実践的なクリティカル・パス方法の最大の障害は
人々の常識と非常識を区別する社会的道徳である。
国家か大企業か軍隊には、その社会的道徳はない。
彼らがそれらを作り出し利用してきたのである。
たとえば、TPPはクリティカル・パスの産物である以上
今後最小のコストとエネルギー、そして最短時間で実行される。