月別アーカイブ: 2014年3月

絶えず普遍的に

『シナジェティクス』を読破する人々は
シナジェティクスモデルを教育できない。
シナジェティクスモデルを教育する人々は
『シナジェティクス』を翻訳できない。
シナジェティクスモデルを複製する人々は
シナジェティクス言語を生成しない。
シナジェティクスモデルを創作する人々は
シナジェティクス原理を発見することはできない。
普遍的なシナジェティクスモデルは
個人的で特殊な経験から発見される。
シナジェティクスを認識するためには
自らの経験を絶えず編集しなければならない。
シナジェティクス原理を発見するためには
理論が絶えず陳腐化されなければならない。
つまり、過去の条件反射と思考の蓄積とその束縛から
どのように解放されるかだ。

<自立>から<自律>へ

<自立的>とは経済的、空間的な独立を意味している。
人間は<自立>を教育してきた。
しかし、経済的、空間的な独立だけでは
エネルギー的には未だ他律的である。
太陽系のなかの
バイオスフィアのエコロジー的な
<自律的>機能の形成にはほど遠い。
<自律的>とは
自然との相互関係から遊離しない
システムの形成を意味するだけではなく
自己規律を伴う。

モバイル有機体

人間は大地に根を生やすことはできない。
農村の過疎化は
都市に人間が移動した結果である。
都市とは一時的に滞在する人々が増加した場所である。
ある場所により多く定住するためには
人間はつねに移動しなければならない。
足の生えた人間が大陸を移動するには
大地に固定された<基礎>ではなく
共に<動くシェルター>が必要だ。
森でさえ大陸を移動した結果だ。

概念

概念はメタフィジカルで重さがない。
リアリティは物理的である。
21世紀はメタフィジックスではなく
概念とリアリティを広範囲に統合できる
テクノロジーの時代である。
数千年続いた概念の牢獄から見れば
宇宙はテクノロジーそのものである。

アンインストール

更新されるクラウドに身を委ねてしまうかぎり
昨日から超越する現実は訪れない。
経験の蓄積も知識の収集も
昨日までの思考方法を肯定するように働く時
安定願望を満たしているだけである。
—–条件反射にしたがって。
条件反射は
絶え間ない葛藤を生まないシステムの一部だ。

自然のパッケージ

3年前の地上での核分裂(または核爆発)による
放射エネルギーはこの量子毎に放射された。
自然は放射エネルギーを
量子という宇宙の単位にパッケージしていたのである。
人間は未だ、拡散したエネルギーを
元のパッケージに戻すことはできない。
人間の発明したマネーとそのシステムで
自然の秩序は買えない。