母川回帰

2012年の世界貿易額で見ると
輸出額はアメリカではなく中国が第1位であり
輸入額では中国は第2位である。
しかし、中国の黒字と米国の赤字が共に減少しているのは
安価なエネルギー源を求めて、
多くの工場はサケの源流への遡上のように
技術が生まれた場所に回帰しはじめたからだ。
シェールガス革命は原発を陳腐化し
製造コストを中国よりも安価にできるのだ。
(日本は4位であり、輸入額のほうが輸出額よりも多い情況が続いている。
先進諸国で輸出額が輸入額よりも多いのはドイツだけである。)
日本はロシアやアメリカから余剰な天然ガスを輸入するかぎり
製造コストの革命は自国では望めない。