軍事技術者 2

軍事技術者の予備軍を教育するには
文系と理系に分離して教育するだけで十分である。
その分離によって
例えば、数学ができる学生は絵や音楽による表現に興味がなく、
芸術を志す学生は、数学や物理学への興味がないという
知の不自然な分化を自ら批判できないようになる。
こうした専門分化が権力テクノロジーの基本的な企てであることに
その予備軍時代からすでに無関心である。
専門分化への無関心さは、
文系と理系の棲み分けのための試験制度によって
決定的にされるのであるが、
こうした教育プログラムは巨大な軍事産業と
その暗黒資金を抱えているグランチが先導している。
専門分化と専門家に対するあらゆる間違った尊敬によって
この分離は確実に深く進行する。