直観と美

エネルギーと食料、そして住居を個人が生産しない場合、
政治権力は意識や思考に作用する。
さらにいっそう個人の身体に対して物理的に働きかける。

人々を物理的・空間的に都市と農村に
巧妙に配置することによって
思考と消費の流れを作り出すばかりか
人々の無意識と直観、そして美を遮るまでに成長する。

政治権力が
呼吸、姿勢、モラル、身体動作、空間認識・住居や車のデザインなどを
人間に強制するだけではなく
その方法までも支配するという現実を理解する方法を
だれも研究しない。

エネルギーと食料、そして住居の包括的な生産方法を
個人がその歴史とノウハウを理解する過程で
そして、それらを直観と美のみにしたがって
自発的に学習する時、
政治権力の起源を想起することが含まれるだろう。

個人はことごとく遮られている現実を識るために、
そして、
それと絶縁するためのテクノロジーを習得する前に。