自己エコロジー

構造は大地に自らの自重を流す技法によって
その構造安定性と構造の自立性に関して
定義を失ってしまった。

建築の疑似構造は
大地は不動ではないことで
大地が生成された流体地理学を
けっして受容しなかった。
彼らは津波に対向できるより大きな固体を
<浮かぶ陸地>に建造するだけである。

流体地理学と共存できないゆえに、
同時に、エネルギーと食料の生産技術は
建築の疑似構造によって権力行使の中に組み込まれ、
さらに後には、
医療や教育、美術といった記号システムに統合された。

自己エコロジーは
<真の構造>の発見する自己のテクノロジーと共に始まる。