予測できない存在

圧縮材は細長比の限界まで圧縮力に耐え
張力材は破断の限界までを許容するといった
いつも決まって定義される機能の分担を拒否しなければ
構造は発見されなかった。

機能の分割または分業から
どんな統合性(integrity)も生まれない。

圧縮材も張力材も統合性によって
限界を拡張する場合でさえ、
より軽くより細くデザインされる。

統合性(integrity)は
つねに予測できない存在である。