Gimme Shelter2

日本の高度成長期の平均的な人々が憧れた
都市生活の明確な基準であった団地の2LDKを再現すると
現在の平均的な人々が憧れる
平均的な生活水準以下であると言わざるを得ない。

建築空間は、当時もそして現在も
客体化及び服従強制の方式として機能しているのである。
(住宅は、住宅ローンの支払期限と調和した期間で設計される。)

真の空間製造技術とは
権力が引き受けた生命空間の領域が破綻する方法、つまり
エネルギーと食糧生産の自律性を生命空間に導入する方法である。
この方法は、大気圏外の宇宙ステーションの設計では前提条件である。

喜びと苦痛を分離するための
空間製造技術(=シェルターの量産化)は存在する。
なぜなら、平均的な人々の税金でその開発は、賄われたから。