巨石とモバイラー

どんな巨石も、動いてきた結果である。
森は、樹木が光を求めて移動してきたのではなく
単独では生存できない樹木が寄り添っているのである。

巨大都市は、人間が群れつづけながら入れ替わり
遂に移動しないことで安定する。

政治・経済的要因によって左右されるない主体性を獲得する場所を求めて
都市が形成された歴史は存在しない。

個人だけが、自分以外の環境を変えられるように
死の危険性さえも受容する単独者モバイラーとして
デザインされているだけである。