干し野菜

安価な時期に購入した野菜を保存する方法は冷蔵庫では不十分だ。
冷蔵庫は低温によって腐敗を遅らせている単純な保存法である。
完全乾燥させた干し野菜は3週間ほど保存できる。
切り干し大根などはもっと長期に保存できる。
それによってビタミンやミネラルが増加するが、
腐敗の最大の原因である水分の減少によって水分以外の栄養素が凝縮され、
単位重量あたりの栄養素が相対的に増加しているのである。
紫外線を浴びて増加するのは干し椎茸のビタミンDだけである。
一方、ビタミンCは紫外線によって消滅する。
干し野菜によって、冬の生活コストをかなり軽減できるのは
有害とされる太陽の電磁波のお陰である。