日別アーカイブ: 2018年6月6日

可逆的な超遠近法

超遠近法はエッシャーの不可能な構造を可能な構造に変換するだけではなく、
可能な構造を不可能な構造に変換できる「可逆的な超遠近法」なのである。
たとえばテンセグリティ構造も不可能なテンセグリティ構造に変換できる。
エッシャーの「だまし絵」を3Dモデルで種明かしするこれまでの方法とは異なる。
エッシャーは3Dモデルを参考にして不可能性を描いたわけではない。

制作 シナジェティクス研究所 梶川泰司 2006
http://synergetics.jp/escher/Escher-ch4.html
PCのみで再生可能

超遠近法で解くエッシャーの秘密

私は結晶学的な3つの操作「並進」「回転」「鏡像反転」を組み合わせた
「超遠近法」という概念を生み出した。
『滝』や『物見の塔』などの作品に対して超遠近法の操作を行うことで
不可能な構造を可能な構造へと転換することができる。

PCからのみアニメーションが再生可能
http://synergetics.jp/escher/index.html

『退屈な上昇と下降』2006 制作 シナジェティクス研究所 梶川泰司 
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0701/escher.html

発見された超遠近法(ネクスト・エッシャー)

『超遠近法で解くエッシャーの秘密』 梶川 泰司
(SCIENTIFIC AMERICAN 日本版 日経サイエンス、2007年1月号)

以下のエッシャー作品から超遠近法が発見された。
1物見の棟
2滝
3上昇と下降
エッシャーのこれらの代表作から発見された超遠近法をアニメーションで解説する。

http://synergetics.jp/escher/index2.html
注)PCからのみ再生可能