月別アーカイブ: 2018年7月

黒色ボディーのボンネットの温度

炎天下で駐車すると黒色ボディーのボンネットの温度は80度に達する。
クーラーは効かない。
白色ボディーでは最高45度である。
極寒の冬は黒色は太陽熱を受けて昼間は有利であるが
晴れた夜は放射冷却で極低温になりほとんど暖房は効かない。
気候変動から車の色彩はもはや好みでは選ばれないだろう。
死の危険性がある。

予測できなかった理由

大規模な自然災害の後に原因が地球科学に基づいた気象学や土木工学などから分析される。
自然の原理から雲・雨・気温・風・天気図などが説明される。
既知の原理や技術から予測できなかった理由は説明されない。
「自然のふるまいは超専門分化ではけっして統合できない」段階にいる科学的事実を。

猛暑でのファンデルワールス力

猛暑の太陽直下でも極細ミストを噴霧するスプレーボトルで
露出した顔や頭、そして腕などに噴霧すると
皮膚などの表面温度を急激に37度から30度まで冷却できる。
風を感じる日陰ではもっと効果的である。
原子間に働くファンデルワールス力が強い水の蒸発熱を利用する原理は
太陽系では氷よりも経済的でモバイル性が高い。

言葉にできない記憶

コーヒーをもう一杯と思った時
コーヒーはまだ残っている。

あの音楽を聴きたいと思った時
選んだ音楽はまだ終わっていない。

次のコーヒーを入れるプロセスが過去の投影なのだ。
どの旋律も過去の言葉にできない記憶なのだ。

新しい経験はコーヒーも音楽もない場所で生まれる。

平時のモバイルユニット

上下水道の地下に固定されたインフラは自然災害時には破壊され広範囲に汚染される。
人間の進化していく知識は空間を移動する宇宙船に内蔵されるユニットに変換されてきた。
自然災害からのサバイバル方法は、平時のモバイルユニット類のデザインとその備蓄に依存する。

通信ユニット、浄水ユニット、トイレユニット、バスユニット
シェルターユニット、発電ユニットなどを統合したモバイルシステムは
自然災害時だけではなく大気圏内に停泊した宇宙船として使用される。

新たなシナジェティクスモデル

バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデル群を再現することと
シナジェティクスのモデル言語を理解することは異なる。
モデル言語を理解できたなら
シナジェティクスモデルを再現する過程で
新たなシナジェティクスモデルを発見できるだろう。
シンタックスとセマンティックスの相互関係の発見に至る偶然性さえも。

シナジェティクスの未知な情報

シナジェティクスの探求方法においては
モデリングによって新たな知識を増大させるよりも、
無意識が増大してくると自ずと未知な情報を包含したモデリングを探求しているだろう。
この未知なモデリングを翻訳する方法ほど直観的な方法はない。
直観も無意識からやってくる。

大沢崩れに砂防ダムはない

ダム自体のコンクリートの重量によって
水圧に耐える構造のダムとは異なって
小規模な土石流の停止、土砂量の流出調整、
地すべりに対してタイムラグを稼ぐ
防壁としての砂防ダムには始めと終わりがある。
より新しい谷底になるための
自然の浸食作用を軽減する機能は全くない。

大沢崩れに砂防ダムはない