月別アーカイブ: 2018年11月

白眉に晒す行為の終わり

万国博覧会(World Exposition)の意義は、
非公開だった未知の存在を白眉に晒して
大多数に露出(=Expose)する行為であった。
軍事技術を除けばインターネット時代に
新しいテクノロジーとして晒す価値のあるモノは何もない。
露出するのは時代遅れの開催費の借金だけである。

自然農法または自然農

自然が人工物を許容するならばそれは自然であり、
自然が許容しなければ人工物は生産できない。
自然農法は自然が受け入れたテクノロジーではなく
自然が採用してきたテクノロジーである。
日本農林規格でまだ自然農法が定義されていないのは
権力と企業が自然を許容できないからだ。

グランチの思考方法

ビル・トッテン氏は、「ルノーにとっては、日産が再生しようがしまいが、
投資した六千億円を回収し自動車産業の田舎であるフランスにはない技術を獲得し、
日産の世界販売網が手に入れば、
それでよいことである」と批判している(『諸君』2000年1月号)。
法律家資本主義は労働者を完全に除外する国家間の企てから始まっている。

螺旋軌道の満月

満月に焚火そして新雪の山脈を眺めながら漂う新酒の香りに驚く。
コウモリが出揃った森は凛として光合成を始めた。
伏流水は極寒でも16度で変わらない暮らしがやってきた。
深い雪で裏庭が森まで拡張する季節に耐えるのではなく
外部の出来事を受容するシェルターの中で。

SYNERGETICS RBF 1975

法律家資本主義

日産から解雇された8000人以上の労働者とその家族は
今回の「日産のクーデター」を喜ばない。
どちらも株価に群がるいつもの「豚野郎」の国家的ゲームに過ぎない。
ルノーと日産でそれそれ対立する法律家資本主義を
もっとも歓迎しているのは投資家ではなく法律家たちだ。

一時的な存在

万物が流転するように原子核のほとんどは
不安定でありその寿命は有限である。
相互結合の可能性が制限された化学的な化合物は一時的である。

経験も一時的に終わるのは
物理的、経済的、時間的に制限されるからだ。
もっとも制限を受けるのは他者と共有する概念である。
概念はもっとも流転しにくい安定した牢獄に幽閉されている。

動的シンメトリー

自分の外部に存在するモノを見て思考するだけではなく
モノの表面に触れて判断する。
古代ギリシャ多面体は触覚による
大理石の表面のモデリングから生まれた。
結晶学も視覚・触覚を介在した多面体を認識したが
原子核に表面はなかった。
原子配置はモノではなく動的なシンメトリーだった。

流星と焚火

北アルプスから湧き出るような流星群を見るには
夕暮れの焚火から始まる。
夜明けまで焚火をしなければ、
流星のない夜はないことを知らなかった。
炎を絶やさない方法も分からなかった。
そして朝日から受ける輻射熱よりも
大地から奪う気化熱の凄さを知らなかった。
夜明けこそ極寒。

擬態資本主義とリア充

義務を遂行する責任感によって社会的な信頼性を得ようとする考えは
ひたすら習慣に従った擬態である。
習慣に基づいた法律化は歴史的に意図的に形成されたものである。
現実は未だに神または会社への責任と
地獄または失業への恐怖で覆われているので、
21世紀のリア充は主に束の間の若い男女間に限られている。

資源と原理との調和

資源は所有されるが、
原理はだれにも所有できない。
発見されるのみである。
発明は一時的である。
発明は資源と原理との調和にしたがって
変動する必要性の元でつねに書き換えられていく。
発明は一時的であるがゆえに、
所有可能な記号システムに置換されている。