日別アーカイブ: 2019年5月7日

共鳴テンセグリティは弦楽器

張力調整にターンバックルを使用すると
テンセグリティの共鳴作用は減衰する。
それは致命的なエンジニアリングだ。
弦楽器の弦に金属部品がぶら下がっていないように
テンセグリティは弦の純粋な振動数で調律すべき楽器だ。
テンセグリティには見えないターンバックル機能がある。

テンセグリティ構造の共振作用のための
オリジナルの外力分散ジョイント 2011
制作シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川 泰司

コウモリ傘はテンセグリティ構造

コウモリ傘は
コウモリが採用した自然の折りたためるテンセグリティ構造の
プロトタイプである。
強風で傘がひっくり反って漏斗状になる場合
傘の強度が増大するのは
皮膜の表面張力によって圧縮力も飛躍するからだ。
アウトドア用のドーム型テントはこの原理を利用している。

傘の強度が飛躍的に向上する場合

滑らかな見えない壁に囲まれる内部

止めた学校に一度も行ったことがない。
よい子が学ぶ方法を教える教師から
何も学ぶことがなかったのが理由じゃない。
暗い朝にコウモリがどこに帰巣するのか、
超音波で飛行する生物を
どうやって無傷で捕獲する方法に無関心なまま
滑らかな見えない壁に囲まれる内部から
逃亡する本能に目覚めただけ。

コウモリは哺乳類の20パーセントを占める
コウモリはアフリカやアジアでは貴重な食糧
フィリピンオオコウモリ