日別アーカイブ: 2019年5月9日

自律する自然の構造物

住居にはまだ誰も採用していないが
放散虫やウイルス、そして
われわれの細胞から隕石やナノチューブまで
テンセグリティはありふれた構造だ。
先験的デザインが豊富に存在するにもかかわらず
社会はつねに宇宙から遠ざかっている。
テンセグリティが超軽量で経済的に
自律できる自然の構造だから。

落雷と隕石の衝突からも発見されるフラーレンは
ダイヤモンドよりも硬いテンセグリティ構造。
粒子と波動の二重性がある粒子は安定している。
Fulereno C540.

思考の幾何学・シナジェティクス

バックミンスター・フラーの独創性が
シナジェティクスを体系化したのではない。
シナジェティクスが独創性を引き連れてくるのだ。
自然がシナジェティクスに
にじり寄って来る時、
シナジェティクスは家畜化されない
思考の幾何学となる。

ハイイロオオカミ 
イヌはオオカミが飼い馴らされて家畜化した

自律する空間構造の経験

子どもの時に
テンセグリティモデルを自分の手で作成して
部屋に吊り下げるまでの経験から
空間は自分で作るという考えが自発的に生まれる。
自律する構造を純粋に相補的に分離された
圧縮力と張力という相互関係から
組織化する経験は言語形成に関係する。
空間と宇宙は社会ではもっとも分断された
不均質性をもつ概念である。
 
放散虫は水中の疑似無重力空間で共鳴している。
共鳴はサバイバル機能に違いない。