「上・下」「左・右」 「表・裏」

空間とはまさにわれわれが置かれている現実であるが、
非同時的に内部を外部化した可視的かつ不可視の存在である。
思考可能な現実はつねに
外部を外部化する行為から成り立っているかぎり、
空間は「上・下」や「左・右」
そして「表・裏」のような概念からは説明できない。
素粒子から銀河系まで
空間は互いに軸回転している。

軸回転するPolyvertexia  1989
シナジェティクス研究所 梶川 泰司