空域なき無人偵察宇宙機

問題解決を自分以外の人間に頼むことができて、
しかも安く早くうまくやってくれるとしたら、
自分が失敗する経験がなくなる。
専門分化の主目的は、
知識の分割と独占にあるのではなく、
専門家にならなくとも
知的に強欲に暮らせる幻想を人々に選ばせることだった。
そのために専門家は
空域なき無人偵察宇宙機を開発した。

アメリカ空軍の無人宇宙機X-37Bが約2年に及ぶ国境なき宇宙空間でのスパイ活動を終えた。
機体回収には被曝から守るための防御服が必須だった。2017年5月