月別アーカイブ: 2019年6月

無知(darkness)の貯蔵システム

核兵器には
濃縮ウランを貯蔵できる原発が必要であった。
その原発の開発に税金を投入するためには
エネルギーの欠乏と
エネルギー危機が存在しなければならなかった。
原発の爆発後も、
原発の存続やエネルギー戦争には
専門分化によって常識に変換された
無知と暗黒(darkness)が不可欠である。

無知と暗黒(darkness)の製造方法は高度な軍事機密である。

比較する教育システム

劣等感も優越感も
自分より高い能力またはより低い能力との
比較から始まる。
理解度を試験で比較する教育システムは、
自分の間違いから遠ざかるために生まれる
権力構造の物まねである。
グランチが原爆投下による死者数と
戦争終結の効果を比較して
核開発を正当化したように。

人口や経済は面積比では表れせない。

欠乏経済学

すべての経済学は、欠乏という基本的な方程式に委ねる。
欠乏という出来事が必要とされる場所へと。
埋蔵量とは無関係に戦争を仕掛けて原油価格を吊り上げる。
「無人機の撃墜と(死者数が)釣り合わない」戦争経済学も
エネルギーの欠乏という方程式に基づいている。

軍事用プレデターの無人機を開発するジェネラル・アトミックス社は
壱岐空港を拠点に実証試験を計画 2018

テンセグリティ構造における遅延と逸脱

遅延と逸脱は生命全体に起こり得る。
テンセグリティ構造においても
伝達速度の遅延から共振作用が生まれ、
外力分散という逸脱システムが
張力材の破断回避だけではなく、
システムを通過したエネルギーが
システム全体をより強化する。
生命と非生命の境界線は再び曖昧になる。

テンセグリティ構造化したハリセンボン
肉食性で海底の貝や甲殻類、ウニなどを捕食

固有のズレを補正する逸脱システム

筋肉に命令をより速く伝達するために、
運動神経は筋肉よりも相対的により太くなる。
こうした遅延を補正する逸脱システムは、
生命には固有のものであるが、
政治は、意見の相違を支配力で無化し、
経済は、時差を隈無く利益として独占することによって
大多数の人生の可能性をより短命にしている。

より多くの視覚情報を伝達するための視神経は外眼筋よりも太い

バックミンスター・フラーとの出会いについて

インタビュー;「世界を探査するモバイラーはノウホワイト(know why)と対話する。」
感じたことをいかに隠せるかを
学ぶのは、早い時期だ。
本に書いてあることを
いかに自分の考えとして表現する技法を
習得するのはそれほど難しくない。
これらの二重性は、群れとして生存するための
条件反射から形成される。

生得的な安全装置(Fail-Safe)

すでに生得的な安全装置(Fail-Safe)を与えられている。
自然はこの安全装置を
より重要な部分をけっして所有しない標準システムとして
すべての有機体生命に
隈無くインストールしてきた。
この安全装置は
構造とパターンに関与する
見えないエコロジーとして無償化された。

月は引力の交流発生装置

停電テクノロジー

大地震で都市が大規模に停電するのは、
電力会社がウランもプルトニウムも電子も発見しなかったからだ。
さらに発電機を発明したわけではないし、
銅線ネットワークと電気メーターを量産したにすぎないからだ。
彼らは大多数の生命に関わるテクノロジーに無関心だ。
有線は地震に対して時代遅れだ。
バイオスフィアに停電はない。

自然に停電はない。バイオスフィアには1秒間に無数の落雷がある。

多重の共鳴音

風が吹けば、共鳴テンセグリティ(直径320cm)から
多重の共鳴音が聞こえてくる。
風を受容する共鳴波に圧倒されるのは、
中心部で球面波がほぼ相殺される瞬間の
青空と対比的な無音の空間だ。
旋律、リズム、ハーモニーからなる音楽を超えた
原始の洞窟の中で聞く純粋な無音なのか。

共鳴テンセグリティ(直径320cm)2015
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司