カテゴリー別アーカイブ: テンセグリティ

非平行に共鳴するテンセグリティ

原子核を構成する核子は平行に並ぶことはない。
つねにスピンしているから。

3組の平行な圧縮材からなるテンセグリティも
構造を形成するために一瞬たりとも平行に並ぶことはない。
つねに共鳴しているから。

一筆書きの張力ネットワークから構成された
正20面体に接近するテンセグリティには特に強い張力が必要だ。

張力がつねに一筆書きで連続する<6struts-tensegrity>は、
バックミンスター・フラー研究所で1981年に梶川泰司によって発明された。

シナジェティクス研究所制作
構造デザイン 梶川泰司

エネルギー変換効率

建築の単位体積あたりの重量・エネルギーコストは、
植物の有機体システムを構成する細胞単位あたりのそれらと比較されたことがない。
さらにエンジンの燃費は、決して植物の光エネルギー変換効率と比較されない。

テンセグリティ・シェルターは
植物の光エネルギー変換効率と初めて比較できる生存空間のためのテクノロジーだ。

新たなテンセグリティ原理

私は「張力は、増大する半径に対する円弧または弦に影響し、
圧縮力は、減少する半径に対する円弧または弦に関与する」新たな機能を発見し、
2008年8月に直径6.5mのテンセグリティシェルターで証明した。

張力材と円弧状の圧縮材がともに連続する構造とパターンは
バックミンスター・フラーのテンセグリティでは概念化されていなかった。

新たなテンセグリティ原理の実験のために、圧縮材も張力材も共にカーボン材が使用された。
基礎部を不要とする半球状で自律する構造の総重量は、30キロ未満であった。

構造デザイン 梶川泰司
制作 シナジェティクス研究所

直径6.5mのテンセグリティシェルターは、
2008年11月、ノースフェイス40周年を記念して青山の<スパイラル>で展示された。

共鳴テンセグリティ( Resonated Tensegrity)

あらゆる原子核は共振している。
共鳴テンセグリティは、構造安定性を映し出すミクロとマクロを繋ぐ鏡である。

原子核が外部からの共鳴電磁波を吸収して飽和するように
テンセグリティは、外力を分散しながら
構造自体をより強化するように共鳴する。

共鳴しない楽器が楽器ではないように
風で共鳴しないテンセグリティは構造ではない。

テンセグリティの美しい共鳴音は、
風と張力材だけではなく圧縮材との相互作用の結果である。

自律的テンセグリティは、浮遊するバイオスフィアと共鳴する。