カテゴリー別アーカイブ: テンセグリティ

反ミニマリスト

ミニマリスト(断捨離)とは、受動的な抵抗であり
生命の可能性を増大させる方法ではない。
植物は、光合成においてミニマリストではなかった。
ミトコンドリアと葉緑体との相互作用を統合して
より経済的な生存の多様性(細胞内共生)を獲得したように、
モバイラーは道具の絶えざる選択と
軽量化の発明によってより移動する。

先験的な構造とパターン

あらゆる構造はテンセグリティである。
隕石で発見されたフラーレーン、深海の放散虫や
動植物の細胞に至るまで。
テンセグリティの美的な構造が生成される過程に
美的な観点が存在しないのは
だれかに発注した構造ではなかったからだ。
真の構造はしっぽのデザイン(tailoring)から生まれない
先験的な構造とパターンだった。

最適な張力・斥力測定方法

張力と圧縮力の見えない相互作用をテンセグリティは視覚化した。
テンセグリティは張力モデルであり、同時に斥力モデルである。
ある特定の張力材による張力を高めると他の2点間距離は増大し
テンセグリティの直径は増大する。
これが原子核モデルの最適な張力と斥力の測定方法である。

SYNERGETICS RBF 1975
Transformation of Six-Strut Tensegrity Structures

原型(prototype)

(1)形態が圧縮材の配置パターンを決める
(2)張力が圧縮力を決める。
(3)張力が圧縮材の細長比を決める。
(4)その細長比が最小限の圧縮材の重量をきめる。
(5)張力材の長さが固有振動数を決める。
(6)ネットワークパターンが構造全体の強度とその共鳴作用をきめる。
構成要素(皮膜材、張力材、圧縮力材、ネットワークパターン)が
相互作用しながらテンセグリティを生成する構造の原型は
どの構成要素からも推測できない。
鋳型とはプロトタイプの異名である。

SYNERGETICS RBF 1975
Tetrahedral module

自律する構造

ジオデシックドームでさえ半球ゆえにまだ総三角形化されていない。
基礎がなければ不安定である。
構造の不安定さは総三角形化の不完全さに起因する。
この欠如は表面的な改善や対処によって解消することが出来ない。
ジョイントの金属化などの合成化は重量とコストの増加を伴う。

構造への理解はあらゆる関係における自己への働きと
その相互作用への不断の気づきによって総三角形化される。

基礎を不要とする世界初の完全自律型テンセグリティシェルター 直径6.5m 重量30kg
構造デザイン・プロトタイプ制作 シナジェティクス研究所

Gimme Shelter

真の空間製造技術とは
権力が引き受けた生命空間の領域が破綻する方法、つまり
エネルギーと食糧生産の自律性を生命空間に導入する方法である。
この方法は、大気圏外の宇宙ステーションの設計では前提条件である。

喜びと苦痛を分離するための
空間製造技術(=シェルターの量産化)は存在する。
なぜなら、平均的な人々の税金でその開発は賄えるから。

繊細さと強靱さ

繊細で強靱な構造が発見されるまで
構造の単純化のプロセスは人工的であった。
doing more with lessによる
もっとも単純な自然の構造はテンセグリティである。
相反する繊細さと強靱さは、外部のゆらぎと共振する。
5月の緑の風や川のせせらぎ、そして星々のきらめきと共に。


一筆書きの張力材によるテンセグリティ構造 制作 シナジェティクス研究所 1994

非金属合金

テンセグリティは
圧縮力と張力という相補的で非鏡像的な存在を
同時的に非同時的に統合する。
しかしそれらを同時に理解できないので
どちらか一方の物質の情報から理解しようとする。
テンセグリティをバラバラになろうとする形態に感じてしまう。
テンセグリティ構造は非金属元素からなる合金である。

SYNERGETICS RBF 1975
複合化した20面体状テンセグリティ構造