カテゴリー別アーカイブ: テンセグリティ

生成機能

自動車のセルフスタータは自動始動装置である。
この場合の「self」とは自動と同義である。
テンセグリティの次の諸機能は、自動とはいえない。
自己組織、自己最適化、自己修復、自己補償、自己分散などはシナジーの包括的な機能を、
言語によって分岐させ分断された機能の名称である。

テンセグリティを構成する構成部材はこれらの生成機能のための情報を持っていない。
テンセグリティは未知の自然を包含している。

テレコネクション(teleconnection)

外力を受けたテンセグリティの離れた2つ以上の頂点が張力の変動に伴って共振する現象は
自然の構造に特有なテレコネクション(teleconnection)である。

この遠隔相関は、離れた2つ以上の領域で気圧が重力波などの原因で変化する現象を含む。

テンセグリティ原理を応用したモバイルシェルターは、局所的な北極振動(Arctic Oscillation)や
南極振動(Antarctic oscillation)と共振することになる。

私のデザインしたテンセグリティジョイントが存続できる唯一の理由は、バイオスフィアと共振(resonate)するためである。


シナジェティクス研究所が開発したテンセグリティジョイントから構成した
球状テンセグリティモデルは下記のサイトに記載

https://www.tensegrity.jp/

テンセグリティ技法

テンセグリティモデルの制作過程で露わになる、
予想できない張力作用の奴隷から逃れるための
懲りすぎた気取った技法は、絶えざる共振によってことごとく排除される。

対称的な形態からではなく、まして新素材からでもなく、共振エネルギーが構造を形成するからだ。

外力分散機能は、このテンセグリティジョイントによってより短時間により効果的に増幅される。


シナジェティクス研究所が開発した
テンセグリティジョイントとそのテンセグリティモデルは下記サイトに記載
https://www.tensegrity.jp/

共振するテンセグリティ

テンセグリティ構造はジオデシック構造よりも
より高い強度と剛性が形成できる。
テンセグリティの構造安定性は共鳴エネルギーによるものである。
共鳴エネルギーが共振するテンセグリティ(Resonated Tensegrity)を生成している。

対称的な球状テンセグリティ構造における圧縮材の構成数は、
つねに6の倍数で増加できる。
しかし、共鳴安定化されたテンセグリティの部分から
どの程度の共鳴構造の寄与があるのかは、まったく観測できない。

張力材の神秘は、閉じたネットワークの共有結合にある。
言わば、圧縮材の継手となる張力的原子価(valence)を
他の圧縮材が共有していることを意味する。

SYNERGETICS
Fig. 717.01 Single and Double Bonding of Members in Tensegrity Spheres:

テンセグリティの起源

方法を現実化する技術は、複合的でそれぞれの部分に分解できるが、
経験のみから統合される。

卓越した方法と技術は、
時間を圧縮して視覚的に伝達され瞬時に理解される。

テンセグリティの起源は、
バックミンスター・フラー以前には
科学技術史のなかでも、自転車のホイールと
2軸のユニバーサルジョイントしか見当たらない。

フラーの概念は誰にも似ていない。
同時代から断絶した『コスモグラフィー』は、
21世紀が求める具体性に置き換える方法と技術の宝庫である。

テンセグリティのテンセグリティ化

4面体状のテンセグリティの中心にある球状20面体12個の頂点は、
対称的に4つのグループに分割され、
放射状に外部のテンセグリティから引っ張られている。
中心の多面体は振動するがまったく回転しない。

私のテンセグリティシェルターも、この原理によって
2層化できるばかりか、より少ない構造材から
空間を加速度的に剛性化と軽量化ができることが分かった。

SYNERGETICS
Fig. 401.00 Tensegrity Tetrahedron with “Me”

すべてを既成品から構成する

すべて既成品からシェルターを作り出すのは容易ではない。
しかし、光と風に寄り添うシェルターでの生活こそ、
非資本主義的な生存のためのハッカーの新たな手法を生み出すのだ。
既成品の制約を解き放す方法は、
しばしば革命的な経済性と耐久性をもたらす。

透明な皮膜を通して
輝く星空の明かりで安息できるシェルターには、
零下摂氏10度の外気を遮断する内部空間を
けっして酸素不足にならないように
摂氏18度にするための技法は不可欠である。

惑星探査用シェルター3

本来、牛が草原で自ら穴を掘って子牛を生んで育てることができるように、
鳥が樹木の枝や節穴に巣を作るように
人間は移動するための軽量の居住用人工物を
科学的に経済的にデザイン出来るように
生存のための道具を外部化するようにプログラムされているはずだ。
人間は地球惑星上を過酷な縄張りからの
絶えず命がけの移動と逃亡によって繁殖してきたのだから。

惑星探査用シェルターは火星よりも地球惑星で最初に使用される。

惑星探査用シェルター2

そして、自動車産業は、移動する自律的な家という人工物をデザインしなかった。
移動できるキャンピングカーやトレーラーハウス、コンテナハウスは、
水とエネルギーと食料の生産方法の自律性に無関心である。
しかし、火星移住計画で移動する家だけを買う人はいない。

地球の微生物を含む未知の大地のパッケージは、
レアアース以上に火星アマゾンではもっとも高価な商品だろう。

全天候性のテンセグリティシェルター

生活費を稼ぐためにシナジェティクスを諦めた若者を
これまでたくさん見てきた。
生活費を稼ぐための思考過程に
宇宙が関与しないリアリティの方を選ぶことによって
再びより矯正されていく場合を。

宇宙が関与するシナジェティクスの探究には、
家賃を不要とする耐久性のある全天候性のテンセグリティシェルターが必要だ。

エネルギーと水と食料を自律的にする自動気象バイオスフィアによって、
Cosmic Fishingに最適なシェルターになるだろう。