未分類」カテゴリーアーカイブ

時は過去にも未来にも行けない。

嫌なことをしている時は、
時が過ぎることばかりを考えているか、
あるいは、時を騙すアプリに騙されている。

楽しい時があるのではなく、
時は楽しいことが好きなのだ。
時は過ぎていくばかりで、
時は過去にも未来にも行けないから。

好きなことをしている時、
時は、時が過ぎるのを忘れてしまう。


バックミンスターフラーの「真実、美、対称性、自己」

蕎麦の内部と外部は、2重の正四面体で覆われている。

浮遊する閉じたテンセグリティ球

連続する張力膜によって、閉じたテンセグリティ球を形成する。
内部をより空洞化させる構造は、敵から受けるどんな衝撃に対しても、
不連続モジュールを全方向に共振させ、外力を分散しやすくする。

この構造を構成する不連続な圧縮材は、
すべて放射状の正四面体のトゲである。
軽量化と強度、防御と攻撃を矛盾なく解決したテンセグリティ球である。

無数のテンセグリティ・モジュールから構成されているハリセンボンは、
鱗が刺状の正四面体の圧縮材に進化したのだ。
動くテンセグリティ構造として、構造を脊椎にのみに依存していない魚に、
防御と攻撃の機能が生まれる。
人類の住宅は、気候変動に対する防御が不完全である。

テンセグリティを構成する圧縮材は不連続であるが、
連続的なネットワークで統合され閉じている。

90-struts Tensegrity 制作 シナジェティクス研究所

ハリセンボンは、無数のテンセグリティ・モジュールから構成されている。鱗が刺状の正四面体の圧縮材に進化したのだ。動くテンセグリティ構造として、構造を脊椎にのみに依存していない魚に、防御と攻撃の機能が生まれる。人類の住宅は、気候変動に対する防御が不完全である。

参考
https://ctseibutsu.jp/ex/porcupinefish.html

遠隔シナジェティクス・ワークショップ入門講座 第2弾
2020年7月25日(日)「共鳴テンセグリティ・基本モデル」

開催日:2020年7月25日(土) 8時から3時間程度(モデル制作と講義)

私は、「純正・共鳴テンセグリティの基本モデルキット」(6struts-Tensegrity model)をデザインした。
このモデルは、正20面体を基本としてデザインされる。

10歳以上の子どもが遠隔で再現できるテンセグリティの基本モデルである。
共鳴テンセグリティの最小ジョイントのノットデザインは「海の民」の発明だ。
究極の物質化は張力ネットワークにおけるノットの対称的な空間配置にある。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structure (SYNERGETICS 1975)
©Buckminster Fuller

正20面体に内在する正五角形の対角線がこのテンセグリティの圧縮材の長さであり、正五角形の稜線の黄金比となっている。
実際の6struts-Tensegrity modelでは、張力によって3組の平行な圧縮材が綺麗に構成できるはずであるが、
その厳密な平行な状態は、3D CADの空間だけに終わる。
間違った張力材の使用によって、部分と全体の関係の調整がほぼ無限化するジレンマに陥るのである。
張力材にゴム紐や釣糸を使った偽テンセグリティは世界中に蔓延している。

2点間距離を可能な限り維持できる物質は彫刻家のスネルソンが採用したステンレスワイヤーでもない。
その10倍以上の張力に耐えるのは炭素繊維からなる超軽量の素材だけである。
テンセグリティの張力ネットワークは、より伸度の低い素材が求められる。
ステンレスロープの伸度は5%、炭素繊維ロープは1%であり、300%を超えるゴム紐は明らかに不適切である。

共鳴テンセグリティ・入門新モデル」の荷重テストでは
書籍4冊の全荷重約5kg、最大12kgまで破断しないカーボン張力材からなる純正モデルキットは
誰でも短時間で組める。

10mの高さからの落下でもバウンドする。シナジーの実在は実験から始まる。

部分の特徴や働きから推測できない全体のシステムの働きは
テンセグリティモデルの組立過程での飛躍的統合現象によってはじめて理解できる。

テンセグリティはシナジーだとしても部分と全体を再生する自然の一部にちがいない。
自然は身体の宇宙を統合し、シナジーが自然を統合する関係がテンセグリティに投影されている。

ワークショップの詳細はこちら

ワークショップのお申し込みはこちら

2020年7月24日(金) 20時より 遠隔シナジェティクス・入門講座
バックミンスター・フラーのベクトル平衡体

開催日:2020年7月24日(金) 20時から3時間程度

誰でも短時間で構成できるこのベクトル平衡体は、テンセグリティモデルと同じようにフラーのシナジェティクスを代表するモデルである。
このベクトル平衡体は半世紀にわたって、重い24本のストラットと反発力のない12個のゴム状ジョイントによって、ベクトル平衡体の平衡状態を自力で再現できなかった。無重力状態での操作を前提としてデザインされていなかったのである。
遠隔シナジェティクス・入門講座で使用するフルモデルチェンジした「ベクトル平衡体」は重力圏内でも平衡状態で自立できるようにデザインされている。超軽量化された「ベクトル平衡体」は、十分な反発力を備えた12個の樹脂ジョイントで再構成されている。

バックミンスター・フラーのベクトル平衡体は、1944年に発見された。
古代ギリシアで開始されたプラトン・アルキメデスの多面体の25世紀期間にわたる歴史を一夜にして変革したシナジェティクス・モデルである。
大理石によるプラトン・アルキメデスのモデリングは、中身が詰まった固体のモデルであった。
バックミンスター・フラーは、フレームモデルに置換しただけではなく、すべてのジョイントに角度的な自由を与えた。面角と二面角、そして中心角が、多面体の固有の角度から解放された瞬間であった。

ベクトル平衡体=ジターバグ・システムによる対称的な収縮・拡大(Jitterbug : Symmetrical  Contraction Vector Equilibrium )

「ジターバグは、大きさのない、全方位的に脈動する核をもつモデルである。ベクトル平衡体を初期状態とするジターバグの変換システムは、大きさから独立した概念システムであるため、宇宙における法則の可視化が可能である。」バックミンスター・フラー 1975

『 SYNERGETCS 』1975

今回のシナジェティクス研究所が開発したシナジェティクスモデルでは、フラーが開発した第1世代のジョイント(1944)を、全方位に対して、自立できるように、モデルを軽量化させ、同時に、つねにより対称的に連動させるために改善された第2世代(1983)を経た第3世代のX型ジョイント(2005、2019)を採用している。(特許出願済)

ベクトル平衡体は「多面体」で達成できない宇宙観を物質化している。
モデル言語は、物質を経由して脱物質化する。
多面体の固有の角度から解放されたシナジェティクストポロジーでは、つねに2点間距離は維持される。

ワークショップの詳細はこちら

ワークショップのお申し込みはこちら

二重の脆弱性

感じたことをいかに隠せるかを
学ぶのは、早い時期だ。
本に書いてあることや人の考えをを
いかに自分の考えとして表現する技法を
習得することはそれほど難しくない。
この二重性が群れとして生存するための
条件反射から形成された場合の、
生存システムの脆弱性が再び世界に伝わるのだ。

近代化されなかった150年の歴史が
白眉に晒されても、
尚も脆弱性が変化しない現実に
「私は期待しない」と言えるのか。

『ニーチェの馬』監督 タル・ベーラ

真の欠損(defect)

パンデミックによって、予測より全体的に分断し欠損する。
超専門分化は、より細分化された部分に対する予測能力であるが、
部分を統合させる場合はより無力となる。

超専門分化よりも、より統合する方法によって、
自然、例えば原子核においては
質量欠損(mass defect)が生じる。

真の欠損(defect)とは、統合力(integrity)の現れである。
統合力は分断された部分には存在しない。

SYNERGETICS RBF 1975
構造とパターンには秩序が生まれ、質量欠損(mass defect)が生じる。

効果的で経済的な動く生産ライン

船舶を生産するデザイナーは
各国のドッグで移動しながら生産する最初の生産ラインを発明した。
生産も消費も動く閉じた柔軟な関係、
つまり流体地理学的な世界観を急速に形成している。
効果的で経済的な動く生産ラインに比べて、
21世紀の教育と労働は、
依然として毎日同じ場所への通学と通勤を
余儀なくさせられている。

バイオスフィアを飛行する哺乳類は自らを軽量化する。

極寒の地「デルス・ウザーラ」と テンセグリティ・シェルター

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」では
テンセグリティモデルの制作の後、
ワークショップ会場の「イラムカラプテ」に宿泊し、
北アルプスの裏庭での「半球テンセグリティ」
のプロトタイプの組立をする。
極寒の地で「デルス・ウザーラ」の
21世紀版テンセグリティ・シェルターを再現

ワークショップ会場の「イラムカラプテ」安曇野
https://www.facebook.com/iramkarapte/

資格依存の始まりと終わり

「世界の2%に過ぎない人口で、世界の18%にあたる保険を購入している」
統計は、保険に対する意識が高いのではない。
工業生産性と保険の購入率が比例しない21世紀の日本版現実から、
保険で「思考しない人生と行動しない老後」を保証する
資格依存の始まりなのである。

無数の「消しゴム人間(Eraserhead)」は、
歴史と個人的経験を消し去るために生まれる。

『イレイザーヘッド』(Eraserhead)
1977年のアメリカ映画 デヴィッド・リンチ

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 2020」

2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日) 追加3名募集。
(北アルプスの裏庭での最軽量のサバイバル・シェルターの方法と実験)

私が発見した「半球テンセグリティ」は、
つねに構造の自律を維持するためのシナジーを生成する。
自然のシステムを通過したエネルギーは
そのシステムをより強化する働きがある。


「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」では
テンセグリティモデルの制作の後、
ワークショップ会場 「イラムカラプテ」
北アルプスの裏庭での「半球テンセグリティ」のプロトタイプの組立。

☆申込みは下記から
https://synergetics.jp/tensegrityblog/