第2の大気圏(Biosheleter)

全方向のドラマティックな嵐を受けながら
安全に第2の大気圏で暮らせるのは
2層のモバイル・テンセグリティシェルターだけだ。
動く星と裏庭を見飽きたなら3時間以内にパッケージできる。
それでも自律的サバイバルに退屈した時は、
宅急便で誰かが受け取るだろう。
耐候性が10年以上ならば。

Gimme shelter (1969)

Oh, a storm is threat’ning
My very life today
If I don’t get some shelter
Oh yeah, I’m gonna fade away

The floods is threat’ning
My very life today
Gimme, gimme shelter
Or I’m gonna fade away

War, children, it’s just a shot away
It’s just a shot away

I tell you love, sister, it’s just a kiss away
It’s just a kiss away

Songwriters: JAGGER, MICK / RICHARDS, KEITH 1969

相対的に空気中を高速移動する

この頻度とパターンで気候変動期の台風がこの規模で通過するなら、
誰でももっと安全に何処にどんな住宅に住むべきかを科学的に思考し始める。
住宅はまだ自動車や飛行機のように空気力学的ではないが、
相対的に空気中を秒速30m以上で移動する形態に
気象予報士や建築家はまだ無関心だ。

エコノミーの手荷物よりも軽い生存方法

テンセグリティは美しい金属彫刻やオブジェではない。
部分から推測できない全体の働きを視覚化した共鳴作用によって
統合された唯一の構造モデルである。
モバイル用の直径8mのテンセグリティ・シェルターは
宇宙的な生存方法であるが故にエコノミークラスの手荷物よりも軽い。

動く部分と全体の構造

台風は部分から推測できない全体のシステムであり、
部分と全体の相互作用そのものである。
台風の内部と外部はつねに多層的に複合的に入れ替わる。
アイウォールのすぐ外側にある螺旋雲はスパイラルバンドで
吸引された雲が激しい雨に変わり、
スパイラルバンドの外側の螺旋雲も雷雨になる。

台風=動く部分と全体の構造

渦と螺旋のパッケージ

直線的に吹く風は存在しない。
獣道のように風の道は共有されない。
風は風によって向きと強さを変え、
波と共にひたすら流動するバイオスフィアのパッケージなのだ。
止まることなく大地を包み込む
元素の相対比を変えない渦と螺旋なのだ。
その自律的な調整システムは神秘だが、
まだ異常気象と呼ばれている。

台風24号 NASA

Egypt Station

もっとも湿度の高い秋の朝は
バッハの平均律よりもPoul McCartneyの最新アルバム の「StationⅡ」から始める。
窓を開けて大音量で風が乾くまで
より少ないコーヒー豆からエスプレッソを作る時、
庭の栗の木に隠れた渡り鳥たちは一挙に退散するだろう。

風が変わるまで

風向きはベクトルに置き換えられる。
風向きは10分間の平均で表示させる。
高速で移動する航空機には風の解像度をより高く表示する。
ベクトル平衡体は24本のベクトルで包囲され
時間と共に形態が変容する。
総三角形化されたジオデシック構造のベクトルは
双方向に、圧縮力と張力に刻々変換される。

台風の移動は解像度の高い風向き(ベクトル)で表示される。

個人的で特殊な経験

概念化は重さがない非物質的な思考過程に生まれる。
一方リアリティはつねに物理的だ。
自然の構造の概念化からテンセグリティモデルが発見され、
個人的で特殊な経験はメタフィジカルな変換を経て
ついにテンセグリティシェルターに物質化された。
生活空間はリアリティで再構成される。

夜がより暗い場所を求めて

直径8m高さ4mの全天候型自律型テンセグリティの
モバイルシェルターの床面積は約50平米である。

夢想家はより大きなシェルターの天頂に
より大きな窓があればあるほど、より夢想するだろう。
最も明るく星々が輝くように、夜がより暗い場所を求めて
いつでも移動できるから。