結び目

船の速度の単位ノット(knot)は<結び目>を意味する。
砂時計の砂がすべて落ちる28秒間にロープの等間隔の<結び目>を
動く船から海中にいくつ繰り出したかでその船の速度を測った。

ノットは日本語で瘤であるが、船舶や航空機の速度をあらわす単位ノットは
もっとも単純で高度なサバイバル時のロープワークである。

バイオスフィアの歴史でこの瘤(ノット)を作れるのは海の民だけである。

作用・反作用・結果

物事を理解すれば、それらを相互に秩序づけたくなる。
あるいは、秩序の存在を感じた時(作用)に、理解が訪れる(反作用)のかもしれない。
しばしば、その作用効果として人間は自発的に座り込む(結果)。

身体を一時的に静止して熟考することで、さらにダイナミックな知性が形成される。

はったりゲーム

シナジェティクスは、微積分や微分方程式を使用しない。
シナジェティクスは直接的にシナジェティクスのモデル言語を発見する。
微積分は、数学から視覚を失わせて独占的な利益を獲得できる手段である。
視覚を排除した時のはったりゲームに学生たちは自覚なく溺れていく。
はったりゲームの魅力は、政治経済だけに終わらない。

人間の視神経の束の直径は他の神経に比較して格段に大きい理由は
シナジェティクスの原理の発見方法とそのプロセスで証明されてきた。

過剰による分配よりも欠乏による支配

世界人口は、局所的に高齢化によって減少していく一方で、
殺し合うように訓練された局所がある。
依然ただ増大していくのは、
食料とエネルギーの意図的な欠乏によって
より支配され希望を失っていく過程へと転換されるからだ。
その過程では食料とエネルギーの生産量の過半数が
廃棄されていくテクノロジーが介在する。

エネルギーと食料、そして住居が過不足なくあれば、
人口は確実に制御できることに、
その欠乏の過程に投資する株主たちは無関心だ。

ハイエンドユーザ

テンセグリティ構造の自由度と安全性に深刻な影響を与える建築法規(コード)のために
生活空間としてのテンセグリティ構造の可能性を一掃しなければならないということではなく、
構造の自由度、それに伴う強度と剛性は、ある領域において制限されるべきだなどとは
建築コードという記号テクノロジーからは本来何も本来何も言えないのだ。

まして、建築コードの組合せを駆使するハイエンドユーザである建築家から
テンセグリティの可能性を否定することはできない。
科学テクノロジーは、しばしば、記号テクノロジーを陳腐化してきたからだ。

航空機が実用化されるまでの間に翼やプロペラの挙動に関する
空気力学や機械工学的なノウハウが獲得された後に、航空機の免許制度ができたのではなく
航空力学が最初に誕生したのだ。
技術的に精通したユーザー(tech-savvy users)は、教育の効果から生まれる。

草刈り

弁護士に相談するとに初回の相談料だけ時給5000円だが、生きるための権利に関する諸問題は消えない。
草刈りが時給5000円なら、日本中の雑草は、除草剤を使用しなくとも根絶やしになるだろう。
同時に全国的な除染対策も可能だ。

概念モデルから始まる

圧縮材と張力材が互いに影響しあう作用だけで
外部エネルギーを完全に内部に循環させ、重力にも依存しない。
これがテンセグリティの無機的な特徴である。
テンセグリティの動的でしばしば有機的に見える均衡力が、
すべての科学分野での理解を超えていたのは
テンセグリティモデルが観察から発見されなかったことにあるだろう。

フラーレーンの電子的存在を発見する40年前に
バックミンスター・フラーの思考の幾何学で捉えた概念的モデルが
1949年球状テンセグリティを生成したのである。
同時にテンセグリティの科学的評価が1980年代のフラーレーンの発見まで遅れたのである。

シナジェティクスが、机上理論(desk theory)に
優先する発見型机上モデル(desk model)による、
新たなシナジェティクス原理の発見へと誘導される時、
絶対的な数学的な証明を伴うコスモグラフィーへと統合されていく。

巨石とモバイラー

どんな巨石も、動いてきた結果である。
森は、樹木が光を求めて移動してきたのではなく
単独では生存できない樹木が寄り添っているのである。

巨大都市は、人間が群れつづけながら入れ替わり
遂に移動しないことで安定する。

政治・経済的要因によって左右されるない主体性を獲得する場所を求めて
都市が形成された歴史は存在しない。

個人だけが、自分以外の環境を変えられるように
死の危険性さえも受容する単独者モバイラーとして
デザインされているだけである。

階層的秩序

自然は、われわれの思考形式に先んじて、
そして、構造の概念の革命に先んじて、
動物や植物の細胞をすべてテンセグリティ化していただけではなく、
ほとんどの隕石に含まれるフラーレンさえもテンセグリティ化していた。

元素を内包するフラーレンには,第2の周期律が存在する。
元素を内包するフラーレンには、超伝導、半導体、磁性のいずれかの機能が備わっているが
フラーレンを構成する炭素原子自体や内包された元素から
それらのシナジー作用は推測不可能であった。

シナジーはデザインできない

より加速度的に増加する局所情報を劇的に無化するシナジーは、デザインできない。

局所的に激しく強く受ける外力エネルギーを
非同時的に全体に分散する機能に変換するばかりか、
システムを通過する外力エネルギーをよりシステムを強化するために振動し、
それゆえにより軽量化を果たしながら
動的な均衡を維持するテンセグリティモデルさえも。

同時的すぎる思考の防御方法は、固体的でより脆弱になり、
そして統合されたテンセグリティを不安定でより危険な構造とみなすほど
自然に対して傲慢なのである。

続)戦略情報(tactical information)

分断し征服するための全体は、無数の局所の積み上げから成り立っている。
自然法則に反した情報がより局所的に分断するための
疑似グローバル社会を動かしている。

原子核の全体質量はそれを構成する各核子の質量の総計よりも
少なくする自然のシナジー戦略は、核兵器と原発以外に
まだ21世紀の政治・経済、そして教育には反映されていない。

シナジーは、より加速度的に増加する局所情報を劇的に無化するから。

戦略情報(tactical information)

地球資源が汚染されていく過程の形成には、
人間の自発的にすばやく反応して行動する能力に対抗するための
国家や企業の戦略情報が介入している。

政治的経済的な戦略情報は、戦略核兵器(tacticalt nuclear weapons)と同じように
局地的に制限するために開発されている。分断し征服するための歴史的方法に基づいて。

大気圏を除くバイオスフィアの重要な海洋・地下資源、および、平野や盆地の耕作地、
のほとんどが、つねに局地的に形成され持続されているから。
そして、局地的な都市と農村の文化がそれぞれ同期していくのである。

実際、共謀罪の成立までに、人々が自発的にすばやく反応する能力に対抗するための
戦略情報はこれまでになく駆使された。

不足しない思考

すべての経済学は、不足を前提にした思考形式に練り込まれている。
危機的に不足する情況の必要性さえも予め練り込まれている。
電力や食料、住居、そして教育費や医療費、そして軍事費など。

しかし、不足しない思考だけが<テクノロジー>を発見してきたのである。

超望遠単焦点レンズ800mm

早朝に森を散策した。
今年は気温が低いのでまだオオルリが梢の方で鳴いていた。
渓流の岩場で遭遇した野鳥観察のカメラマンに
オオルリの生態について質問した時に気づいたのだが
15m先の鳥類図鑑のようなオオルリの羽根の美しい細部を
再現できる超望遠単焦点レンズは800mmであった。
渓流の岩場の穴にコケで巣作りする時の敏捷な動きをの記録には、
マグネシウム合金ボディで小型・軽量化された望遠レンズが不可欠なようだ。

図鑑の挿絵は、おそらく超望遠単焦点レンズによる映像を参考にして描かれたにちがいない。

湧水と牒

地下水を散水して雑草を刈っているとアゲハチョウがやって来る。
湧水の香りは、故郷(オアシス)の記憶か。

黒い輪郭で縁取られたウスバシロチョウは梅雨明けにやって来るだろう。
森に接近しなくとも庭で散水するだけで、マクロレンズで撮影できる。
羽根の曲線のエッジに囲まれた半透明の面は、強い太陽を反射しないから。

非物質的

誰かが絶対的存在と言うとき何か物質的な存在を思い描くが、
非物質的だが終わりのないメタフィジックスは
漸進的変化のプロセスを捉える動詞にある。

形態的反撃

DNA分子が存在するが核膜がなく有糸分裂をしない原核生物は、
地球のバイオマスを圧倒的に占有し、最も重要な栄養素を循環させる役割を形成する。
微生物の諸細胞が、その細胞外構造を形成し未知の神経ネットワークを形成する。

地球上の最古の有機体における
効率の良いエネルギー分散とコミュニケーションについて理解しようとする時に、
この森の形態的反撃は、微生物による神経ネットワークが引き起こす
偶然のコミュニケーションではないかもしれない。


<北アルプスの晩秋の森から>

抽象的思考

物質から生まれる漸進的変化は、つねに抽象的であるが、
抽象的思考をメカニズムにまで変換するには
それを思考する人生よりも長い時間がかかっている。

抽象性にはパターンが存在しないので
人々はパターンを複製することから始める。

科学的発見方法が一般化できないように、バックミンスター・フラーの抽象性は、
まだ5%も具現化されていない。

高ぶった安物

高価でない中国製を安物とは言わない。
安物は、意図的に非効果的にデザインしたモノである。

モノからその意図が見えるように、人間からは人格が見える。
品格がない場合は、意図的に非効果的にしたのである。

政治も高ぶった安者がデザインできる時代だ。
彼らは安く買って高く売っている。

誘導する力学

社会学は、特別な思想から期待させる非対称的で魅惑的な2つの異なる世界像を描いてきた。
それぞれの世界には、核弾頭だけが慣性により<無誘導>のまま飛行する
大陸間弾道ミサイルが装備される。

生存に不可欠な自然の諸原理の機能を覆い隠すこの企てなくして、
共産主義が資本主義を<誘導する力学>はついに認識できないだろう。

日本では大陸間弾道ミサイルと共謀罪がほぼ同時に武装される。

富と秩序

富とは、生存する能力であり、ハエやネズミにも備わっている。
基本的な秩序へと再調整するために、エネルギーの流れを制御する能力である。
その結果、ハエやネズミは短期間に増殖できる。

共謀罪という<権力と記号のテクノロジー>で、
人間が生存するための基本的なエネルギーと秩序は、けっして制御できないだろう。

シナジー(synergy)の発見と定義

積分(integration)とは、
微分(differentiation)に対する数学的概念として学ぶが、
歴史的には、分化・特殊化(differentiation)に対する
統合(integration)の概念が先行している。

歴史的には、シナジー(synergy)は、
薬学における共働作用という専門化し分化した概念であったが
バックミンスター・フラーによって、シナジー(synergy)は、
エネルギーに対する微積分的な物理的な相互作用として発見され定義された。

細胞という概念が発見されなければ、顕微鏡の発明によっても、
細胞が形態的に認識できなかったように、
この本質的な差異の認識からシナジェティクスは、
シナジー作用を引き起こす結合と解離における構造とパターンを発見してきた。

究極の構造システム

建築における構造設計では、これまでコンピュータによる計算結果よりも
数倍の安全率を使用してきた。航空機の場合は、せいぜい2倍を超えないのは
その安全率の起源と必要性を熟知しているからである。

技術的な無知の増大によって、構造の自重の増加に伴った安全率も自ずと増大する。
より大きな安全率は、より大きいリダンダンシーと荷重分散に対する自由度を失う。
航空機では機体重量の増加は、死の危険性ばかりか、飛行の経済性をも失うだろう。

耐震や免震、そして制振技術以上に、構造の軽量化と剛性化をも統合したテンセグリティは、
究極の構造システムである。

しかし、構造に関わる専門家たちが、テンセグリティが非実用的であるばかりか
もっとも危険な構造だと信じ込まされているのは、構造の自重増加が
材料費と施工費の増大による利益率の増加をもたらしてきた経験からである。

住宅は、航空機や自動車の安全性能や燃費性能、耐久性への革命に比較すれば、
暗黒時代の産物である。

バックミンスター・フラーによるオクテットトラスのテンセグリティ構造体 1980

tensegrity module

微生物の移動

森の樹木を繰り返し伐採してダメージを与え続けると、やがて
衰弱した樹木は、その根のあたりで、ウィルスに感染して変形し始める。
森の怒りが形になると感じてしまうが、根の周辺の微生物群が大移動し始める予兆なのである。

枯れていく樹木を数えても、移動する微生物は数えられないのは本質的ではない。
<図>としての微生物は動的に変位すると共に、<地>としての樹木も機敏に動くから。

この映像は、微生物群が短時間に移動して、
大地の水が蒸発して森の周辺から砂漠化していく時の形相である。

予測的デザインサイエンス

自然は何をしようとしているのかを考察し、為すべきことは何かを考える場合、
あるいは、後者の方がより困難な場合に、予測的デザインサイエンスが開始される。

その過程において、
誘導されることが目的化される疑似神秘学につねに憑依されない
自発的な真の目的意識だけが、シナジェティクス原理群へと誘導される。

その過程が実在するいくつかの経験から自己のテクノロジーが形成される。

ゲームの誤謬

資本家は、他者よりも前に潜在的な報酬を看破できる。

たとえ、その報酬が自然が作り出した物であろうとなかろうと
あたかも彼らが所有する物としてふるまうことによって、
彼らの利益は稼ぎ出される。

利益は本質的に増大するという考えが、
電力や石油から、そして、農薬付けの植物から、耐久性の欠如した高価な住宅から
人類全体に分配されるべき膨大な利益をバイオスフィアから
ゲームのルールに従って略奪できるのである。
(誰かの富はそれ以外の誰かの負債であるという19世紀の資本主義のルール)

資本主義といわれる多くの誤謬(=デフォルト・ゲーム)が継続されてきた。

労働よりも稼ぐために生きる

生きるための権利に生きる要求を人間性から剥奪するシステムは存在する。

生きるために稼ぐ労働と生きる権利は、計画的に分離されたにちがいない。
生きるために稼ぐよりも稼ぐために生きる現実を受け入れるように。

酸素と水素が整数比で絶えず結合するための許可が存在しないように、
労働をもっとも偉大な人間の特権として受け入れる
デフォルト(=宇宙の会計システム)は存在する。

弥山の巨石群

宮島の弥山の手前の懐かしい巨石の上で
またおにぎり食べて、
瀬戸内海を見下ろす場所の夢を見た。

あの数百メートルも垂直に聳える巨石から吹き上げる海風になびかせて
そして、無数のテンセグリティを手放すとどうなるのだろうか。

タンポポのように空中を浮遊し、海に着水していくテンセグリティ群は、
再び浮遊するはずだ。
海面を放射する夜光虫のように。

旋律を巧妙に複製する作曲家へ

久々に聴いたビートルズの 「Real Love」(Anthology Highlights 2011)を
以前ほど純粋に聴けなくなった理由は、しばらく曖昧であった。

ラジオから聞こえてきたAKB48「 恋するフォーチュンクッキー」の主要なメロディが、
「Real Love」のオリジナルな旋律をほぼ複製しているからだと感じた時から
「Real Love」を聴く度に、なにか不快感が沸き上がってくるまでになった。

美しい独創的な旋律が生まれるまでの、苦しみを超えた独自な経験があれば
こうした行為は、これほどまでに巧妙に一般化しないはずだという考えに囚われるほど
私は、「Real Love」から遠ざかるのだ。

偶然と計画

バックミンスター・フラーの発明と発見は
見事なほど、非論理的に統合されている。

真の発明と発見は、論理性を備えているが
そのプロセスは論理性から激しく逸脱している。
意図しない偶然が重なり合い、無意識的な計画を呼び寄せる。

それらの事例は、教育には不向きだが、
シナジェティクスの理解には不可欠だ。

内部と外部

ミクロの反対の概念は、マクロではない。
それらは、経験を内部と外部から考察する時に形成される両極なのである。

ベクトル平衡体モデルの収縮拡大の一つの現象の記述にも
内部と外部から見る2つの異なった経験が存在する。

しかし、例えばベクトル平衡体モデルなくして、この概念の認識は困難にちがいない。
その認識には、観察者がその現象を記述する場所(=極性)、
すなわちモデルの内部なのか、または外部なのかを予め選択しなければならない。

ベクトル平衡体

自然

人々は無数の許可の元で、自由や構造さえも定義している。

自然は、存在に対して、あるいは、非存在に対して許可を与えない。
自然は、ある認識に基づいて具現化(realization)された結果を受容するかしないかだけだ。

人間は、けっして構造をデザインできない。

2点間の最短距離

地球上で、もっとも遠い場所は、移動距離または移動時間からではなく
自分の家からちょうど半周した裏側だ。
この概念から、ジオデシックライン(測地線)が生まれた。

しかし、この球面上の2点間の最短距離の概念こそが
バックミンスター・フラーのジオデシック理論を
特殊理論にしてしまったのだ。

2点間の最短距離の概念から、もっとも経済的で実用的なシェルターはデザイン出来ない。
もっとも経済的で実用的なシェルターは、新たな原理から構成される。

それを証明する一般化したネオ・ジオデシック理論と
そのシナジェティクスモデルは完成している。

科学的事実

ジオデシックドームの研究開発時に、どんな企業も大学も支援していない。
(バックミンスター・フラーのジオデシック学の形成期は
ブラックマウンテン大学の夏期講習だけに雇用された講師だった。)

同時期の、しかし、ジオデシックドームよりも先行した
テンセグリティ開発は、構造解析から生まれなかった。
最初の有人飛行機が、航空力学や構造解析から生まれなかったように。

これらの科学的事実は、ほとんど教育されていない。

包括的な不可視の狂気

21世紀の非同時的テロの持続的展開によって、軍隊と警察は、
国際的な規模で個人の情報収集、管理、拘束するテクノロジーの開発に迫られたが、
18世紀における致命的で広範囲な疫病(黒死病 Black Death)によって、
医学が国家的規模の情報収集、管理、拘束の必要に迫られたのが
そのテクノロジーの起源である。

しかし、21世紀の監視技術によって、
すべてのコミュニケーションを捜査対象とするための
盗聴、盗撮、無制限な個人情報の収集を合法化する基盤整備は、
平時の定常的なテロ対策ではない。

送電ネットワークや発電所、そして学校や病院、研究所などのライフラインと主要施設を
戦時には、乗っ取り可能にするためのテクノロジーだからである。
共謀罪の合法化は、その序章なのだ。

すべてのテロリスト、企業、そして国家さえも監視していく人間の
独占的で包括的で不可視の狂気を、医学はまだ想定していない。

主観性の記述

人々のありふれた日常の個人性の記述を
一つの監視手段、更なる一つの支配方法に変換する
権力と記号のテクノロジーに対して、
モデル言語の記述方法は、もっとも主観的だ。

そして、しばしば、論理的な記号テクノロジーの間違った使用方法が
引き起こす神秘に遭遇する。

科学的で数学的な探査へ誘導するのは、この神秘である。

流星物質(meteoroid)

流星物質の一部が蒸発しないまま地上に落下したのが隕石である。
われわれの身体を構成する元素の存在度には
流星物質の元素の存在度と変わらないデフォルトが支配している。

太陽系の元素組成は
地球の化学組成と太陽系の起源を意味するように
惑星地球での生命現象には
グローバル化による格差の拡大や
自由貿易の敗者を救出する反グローバリズムを形成しない
システムが働いている。

グローバル化には、球体地球主義の限界と境界がある。

流星物質以上のコスミック化は存在しない。
身体という局所は
すでにコスミック化された流星の結果なのである。

報道の自由度

報道の自由度が、もっとも高いノルウェーなどの北欧3国やアイスランドは
石油資本の依存度が低い再生可能エネルギーを推進した地域である。
(アイスランドが銀行を救わずに金融機から脱したのは、
事務所や一般家庭の電力や温水を全て地熱発電で賄うことができたからだ)

火山国の日本で地熱発電を推進すれば、無人で運転可能であるばかりか、
原子力発電所8基分に相当する電力エネルギーを恒久的に供給できる。

ウランや石油などの枯渇性エネルギーに依存した結果、
日本の消費者が支払うエネルギーコストは、先進諸国ではもっとも高い。

地熱発電は、バイオスフィアでの再生可能エネルギーによる
生活の自律度と報道の自由度に影響しているが故に、
日本の地熱発電は、意図的に低くされている。

エネルギーの自律度と報道の自由度は比例する。

メタフィジックス・ドライブ

モデル言語の発見とは、
モデル言語の誕生に立ち会い、その爆発に立ち会う連続的・非連続的プロセスに於いて、
そのプロセス全体から、決定的な概念の破壊と誕生を見極める峻烈な行為である。

『シナジェティクス』のモデル群においてではなく、
モデル言語を内在している最新のモデリングにおいて、
単独者は、新たな概念形成のために行われる
メタフィジックスに立ち合うのでなければならない。

このメタフィジックス・ドライブが
感性的直観が知性には還元不可能な存在へと向かうためのライセンスは不要だ。
そもそも、感性的直観の本源的生産性は教授不可能だから。

局所的グローバリズム

文化は、人間によってデザインされている。
物質や金属を構成する原子は、宇宙的である。
そのテクノロジーは純粋である。

そのテクノロジーは、局所的で近視眼的な習慣を陳腐化するが
人間によって、テクノロジーを意図的に矯正することもできる。

1930年代、電気自動車の開発に成功した後から
内燃機関のガソリンエンジンを開発したのは、石油資本である。

消費者の思考形式を長期的に矯正してきた
グランチの独占への思考形式は、局所的で近視眼的で同族的である。

より働かない自由

より効果的なテクノロジーを目指している
AI,EV、自動運転、カーシェアリングが、
より働かない自由を拡大するテクノロジーではない。

それらは、19世紀的な住宅コストと、水と食料の放射性汚染問題を解決していない。

失業率と求人倍率を調整する権力テクノロジーと
調和するテクノロジーへと矯正され続けている。

より働かない自由は、テクノロジーの副産物ではなく
人類の目的の一つである。

続)発芽テクノロジー

自然発生的な糧に依存する経済活動から、
大地に働きかける予測的な計画へと移行するに従って、
収穫に対する祈りから、豊饒な喜びへと変化し、
さらに、工業が農業から離脱して形成された都市では
ついに祈りと喜びのすべてが消滅した段階に至り、
生存するのに必要な仕事と富を持てない人々が死んでいく格差社会では
死の脅威のもとで労働することが暗黙に了解される。

植物の生存には、発芽の条件と成長の条件は分離できないが
他者のサバイバルに対する配慮を欠いた暗黙社会では、
自然発生的な糧に依存する経済活動が不可能だと思わされている。

自然は、自然発生的な糧に依存する種々の存在による
経済活動の無数の相互作用の集積である。

発芽テクノロジー

人類は、太陽光と空気、水、そして温度で
植物の発芽を制御する遺伝子をデザインしたわけではない。
その機能を複製し実現するコスト計算はまだ不可能な段階にいる。

火星計画には、バイオスフィアの既成の<土壌と種子>が移住する方法が採用される。
もっとも安全で経済的、かつ軽量だからである。

正常化された方法

正常化された学習方法にはじまり、
正常化された経済や生活技術に関わるすべての専門家は、
バランスの取れた人間像に基づいて人間を教育し管理している。

正常化された学習方法で認識する人々が
シナジェティクスの認識過程の秩序化に嫌悪感を抱くのは
シナジェティクスが、
群れの中でバランスの取れた個性化された人間像を作り出す
知と権力による浸透力を、
最初のシナジェティクス・モデリングから
否応なく反映させるからである。

認識過程の特殊な場合における
峻烈な秩序化こそが、矯正されないデフォルト人間像を生成する。