日別アーカイブ: 2007年10月16日

陸稲戦略

トウモロコシで車は走る。
最近の新車は既に
バイオエタノールに対応したエンジンと搭載している。
その結果、トウモロコシの価格は上昇した。

エタノールは石油や天然ガスから合成することもできるが、
バイオマスエタノールの原料は、理論的には
炭水化物を含む生物資源であれば何でもよい。
ただし、今生きている植物に限る。

先日農協が米の買い取り価格を急激に減額して
農民が激怒しているニュースを見た。水稲は強奪されつつある。

世界の稲作は陸稲が中心である。
稲作はアメリカ大陸が独占するだろう。
お米の販売価格もやがてトウモロコシのように上昇するだろう。

お酒で走るエンジンはできている。
こうしてお米もまた
酪農用の飼料か、自動車の燃料に変換されていく。

これは明らかに地球温暖化対策を口実にした
稲作文化の破壊工作である。 Y.K