月別アーカイブ: 2009年11月

独創性

「みんなと同じ事はしたくない」場合でさえ、
92種類の元素(モジュール)があれば十分だ。
人工的に作り出された超ウラン(原子番号93以降の元素)は、
すべて短命すぎる。

エコハウス生活

よいエコハウスとエコ生活はいくらでもある。
しかし、
どんな家も生活も宇宙空間では危険すぎる。
この安全コストを誰も払っていない。
エコロジーコストは、
未知なエコロジーに対してさえ
すでに支払い済みだからだ。

再生経路

Think global,Act local 
とは二酸化炭素排出権を認知させるために
還元主義者が考案した最後の政治的プロパガンダであったのだが、
人間の酸素吸入権と
そして植物の酸素排出権と炭素吸入権もでっち上げないと
経済モデルは対称的ではない。
排出と吸入はシステムの再生経路だ。
天然資源と元素は、すべての人間のためだけではなく
全生命との対称性を備えている。

シナジー

会話のない民族は滅びるのは、
お酒のない民族は存在しないことと関係している。
どの民族も微生物学ができる前から
最初のシナジーを発見し完全に利用していた。
シナジーに課金する国家は存続できないにちがいない。
それはだれも尊敬しない社会で
知的ではないからだ。

コレクション

秋の森が癒してくれる。
といって森の中で気功をしているグループに出会った。
その森は病んだ人工林だった。
もっと絶望をコレクションしようぜ。

ダイアローグ

ダイアローグ(dialog)とは、
二人の間で完全に会話することだ。
そうすると非同時的な編集、
つまり、外部からトリミングが使えない
原寸大ライブになる。
権力システムはあらゆるトリミングを行使する。
場を同時的に共有することをもっとも忌み嫌うから。
学校や企業、そして国家にダイアローグは存在しない。
彼らはすでに内部のない外部だ。

張(tension)力

圧縮に対する反対称的な概念は、
張力ではなく引張りである。
物体のある平面において、
引っ張り合う応力が張力である。
張力の反対称的な概念は、
圧縮力である。
この引張りと引張り力と張力は、
未だ不統一だ。
堅くて重い物体が先に統一されてきた。
断面積ゼロの張力材(=万有引力)によって
互いに動的均衡を保っている太陽系という構造システムから、
われわれの惑星は圧縮力を受けている。
この見えない引力と重力を剪断するハサミは存在しない。
90°の回転によるプリセッション以外で。

電子マネー

シナジーとは、
金融資本主義によって乗っ取られた<相乗効果>ではない。
予測不可能な more with lessを
操作主義的に、
しかし、
非論理的に再現可能な
もっともプリミティブな物理現象だ。
たとえば、
目に見えない水素と酸素という気体を化学反応させ
目に見える<水>という液体に変換できる。
予測不可能なこの変換に対して、
これらの3つの異なった物質の相互の質量比は、
つねに整数になるという法則性を備えている。
これは明らかにM&A(合併と買収)によって
生まれた<相乗効果>ではないだろう。
<水>は、支配するために株式を買い取った結果の配当金ではない。
自然界に合併と買収は存在しない。
原子やイオンあるいは化合物間において、
電子の授受があるだけである。
これが自然界が発行する有限な<電子マネー>である。
利子はなくともmore with lessで十分だ。

失業

バイオスフィアは人間を、
正規雇用したわけではない。
非正規雇用の時でさえ、
十分すぎる富を与え続けてきた。
ついに、商品よりも生産力が有り余ったのだ。
やがて、
長い失業期間も終わるだろう。
エコポイントを貯めすぎた
最後の消費者の。

翻訳

翻訳者の前書きと後書きは、日本独自の形式である。
その形式は、時として、
ネクタイとパンツの関係に似ている。
ネクタイは
なくてもかまわない。
そして、パンツは
はかなくても誰も気づかない。
かつての日本の輸入文化を支えた翻訳者たちに
高すぎる地位が与えられたからだ。
自然界は、等価物を作るもっとも知的な翻訳で溢れている。
例えば、E=MC2