月別アーカイブ: 2012年9月

主観的除染

すべてはできるだけ淡水を利用して海へ流す。
陸よりも3倍広い海へ。
そして、水で流れないものは大地に埋める。
すべての除染行為は主観的である。
半減期以上に客観的な除染はできなかった。
より少なく見せるためのコストは膨大だ。
<doing less with more>は
核兵器よりも破壊的方法である。

受動的抵抗について

受動的なすべての抵抗は
人間のための生命維持装置システム(shelter+energy+food)の
生産を拡大しなかった。
より受動的な生活を拡大するためのシステムが
これまでになく積極的に開発されている。

風は粘性の強い見えない流体である。
山脈の頂上や尾根付近の稜線を覆う
背の低い高山植物群は
その流れの方向と強さを記録している。
特に2千メートルを超える山岳地帯の頂上や尾根では
見えない流体はしばしば海辺のような美しい砂浜を形成する。
小さな小石は大きな岩石を砕いた結果としてよりも
より多くの砂や埃になる次なる過程を準備している。
極地の岩石や植物は
大地に静止しているように見えるが
相対的に航空機の翼と同じように
つねに空力学的な作用を受けているのである。

続)iphoneについて

適者生存(=survival of the fittest))のためのカスタマイズから
生存に有利なものが生き残りの道具に方向性を与えるのは
独創的なデザイナーよりもユーザなのである。
それは自然が自ら採用した生き残り方法、
つまり、自然選択(=natural selection)に
より接近している方法なのである。

iphoneについて

その<形態は機能に従う>ようにデザインされなかった
最初の工業製品である。
無数のアプリが言わば自然選択(=natural selection)できるシステム上に
置かれているという前例のない革命がまだ十分に言語化できていない間に
ついに、それまでの押しつけがましい機能や
専門分化しすぎた無駄な機能を
ユーザが個別に排除できるようにデザインされていたのである。
インストール時のハードウエアとソフトだけの従来のカスタマイズ(=改造)は
すでに陳腐化されていることに気づくだろう。

有用性(Utility)について

包括性と抽象性との違いは
自然のデザインと人間のデザインの
違いとして現れる。
包括性は無駄な機能を衰えさせた結果、
たとえば無限のバージョンアップなどからは
けっして獲得できない。
より単純な有用性は包括性に接近する。
あるいは
真の有用性は原理に従う。
(Actual Utility follows Principle. yk)