月別アーカイブ: 2008年2月

完全性(インテグリティ)2

微分と積分だけでは
物事を再現したことにはならない。
全体を包括する重さのないインテグリティ(integrity)が要求される。

緊急事態が発生すると
人々はインテグリティを考察するかわりに
専門家に依頼したがるが、
彼らはインテグリティの存在についてまったく教育されていない。Y.K

不完全

われわれの感覚では瞬間的に宇宙全体を捉えられないことを
証明することは、20世紀物理学の役割の一つであった。

言い換えれば、観察された種々の遅延をつなぎあわせた結果は、
物理的にはつねに不完全であった。

同時に、この遅延は専門分化によってますます加速してきたのである。 Y.K

グランチ

グランチはいまでも埋蔵地下資源の
地理学的情報(ノウ・ホエア)と技術情報(ノウ・ハウ) を独占し、
お金でお金を稼ぐゲーム以外の動機(ノウ・ホワイ)が
完全に欠如している経済社会を支配している。
そして、グランチは無数のグランチ志向の個人をつくり出してきた。

しかし、グランチが宇宙を発明したわけではないので、
惑星地球上で生きていくための動機が欠如しているのである。

彼らの決定的な弱点は再生的宇宙に適応できないことだ。
これが地球温暖化問題の核心である。   Y.K

動機(ノウ・ホワイ)

学校で成績が良いと言われる人たちに
動機(ノウ・ホワイ)が欠如している場合が多いのは、
動機を持つと成績が上がらない教育システムに適応しているからだ。

これはもっとも簡単なことであるが、
こどもが動機を持たないで生きることは
生命システムに矛盾している。  Y.K

不動産

〈住宅〉と〈分譲マンション〉の強制的な販売によって、
〈賃貸〉をほとんどやめてしまったのは、
資本主義が土地不動産を手っ取り早く放棄したためである。

搾取を目的とした定住を市民(主に移民)に強いる一方、
国籍を脱した〈企業〉は
世界中をより動的に展開・移動する能力を増強してきた。

これがサブプライムローン問題の核心である。  Y.K

感情

優れた発明はどこか非常識なアイデアを感じさせる。
しかし、発明から常識を取り除くと
優れた発明は存在しない。

しかし、原理を含む稀有で基本的な発明に出会うと、
どこか見覚えがある感情が湧いてくる。

私はこの感情を教育することに
興味を抱く教師についに出会わなかった。

唯一、R.B.Fを除いて。Y.K

学習

学ぶとはつねに自分と
既に知っていることを関連づけることである。
少なくとも私のPCのハードディスクは
検索されるための関連づけを怠らない。

学校はますます時代遅れである。Y.K

衛星インターネット

都市には重要な機能がある。
光ファイバーは都市の情報の加速と備蓄に利用されてきた。

地上の光ファイバーは
所詮、上下水道のような地表や地中を這う管である。
われわれはこの10年間、
意図的に通信テクノロジーを遅延させられてきた。
膨大なネット料金が無駄に徴収されたきた。

衛星インターネットによる無管こそは、
閉じた球状世界の住民のための
情報の加速と備蓄の無料化の第一歩である。 Y.K

経験と実験

あらゆる教育は自己教育的である。
経験 (experiences)によってのみ、理解できるにちがいない。

あらゆる科学は自己実験的である。
実験(experiments)によってのみ、理解できるにちがいない。

個人の絶えざる試みがなければ、
教育も科学も存在しない。 Y.K

機能

科学者は宇宙を識るために、宇宙に出かける。

私が宇宙の一つの機能かどうかを識りたいならば、
自分を観察することから始めなくてもよい。
まして、宇宙に出かける必要もない。

私は環境や自分自身ではなく、宇宙に属しているからだ。
これはエコロジーではない。

もっとも原初的なメタフィジクスだ。  Y.K

直観

地球上の生命の偉大な再生システムを
傷つけ涸渇させる
あらゆるエントロピー的現実を
瞬時に理解する直観に、うぬぼれたエコロジー的知識は不要だ。

ただし、この直観は直感ではない。  Y.K

複雑なままに

システムのふるまいを予測することが不可能なこの宇宙に、
私を待っている出来事は一度も起こらない。

これが、「複雑な現象を複雑なまま理解しようとする試み」の
統計的結果である。    Y.K

桃源郷

資本主義は何度もバージョンアップされてきた。
ほとんど何のリスクも負わない
史上初のシステムとして完成が間近だ。

そのシステム開発のコストは、
地球資源と地球システムの破綻と引き替えを前提にしていたが、
この最新システムのお陰でその前提が発覚しても
ちっとも動じていないようだ。

人間以外の存在が
何のリスクも負わないことは資本主義の桃源郷だ。
そこではあらゆる正義のための戦争が無料で観戦できる。  Y.K

完全性(integrity)

原子核を構成する核子の一部分は
結合エネルギーに変換される。

部分を全体と結合させ続けるには
完全性(integrity)が要求される。

物質が存在するように、
われわれが宇宙で存在するには、
誠実さ(integrity)が要求される。       Y.K

住居

住居(シェルター)にもっとも重要な生存のための
基本条件を求めていくと
体積、重量、コスト、耐久性が物理的に考慮される。
しかし、まだこれらの科学的な視点は受け入れられていない。

だから住宅産業は食品産業以上に表示偽装のテクノロジーとなる。 Y.K

殻の厚み

われわれの住居の平均的な壁の厚みは30センチ程度である。
部屋の幅が6m程度とすると、
その厚みは幅の20分の一となる。

人間の頭蓋骨の平均の厚さは6mm 程度で
直径との比率は40分の一以下である。
鳥の卵の殻の厚みと卵の直径の比率は80分の1以下である。
適切にデザインされたテンセグリティ・ジオデシックドームの
その比率は200分の一以下となる。

われわれの細胞膜のこの比率がさらに小さくなるのは
細胞自体がテンセグリティ構造だからである。

壁は圧縮材ではなく張力材として機能すべきである。   Y.K

代理人

「企業は物理的現象でも超物理的現象でもない。」1983 RBF

社会経済において、強力な個人間のみで合意され、
その個人によって人間の社会と何も知らないその構成員に
課される社会経済上の策略、
つまり法律記号言語で興じられるゲームにすぎない。

原油高と株価の下落に興じながらあくせく働く人々が、
人間ではない史上最大の目に見えない巨人の目的に
合意しているのだろうか。

アメリカ合衆国の大統領に誰が選出されようと
見えないこの巨人の代理人(マペット)にすぎない。 Y.K

ルール

個人にとって重要なことは
群れとしてのどんなルールも免除されることである。

宇宙は包括性において、
個人は特別な経験において、
この束縛から無限に逃れている。

これは宇宙にとって重要なルールである。 
このルールなしでは
どんな原理も人間に発見されなかったから。 Y.K

短命な規範

自然の恵みは、
理想的にデザインされた
普遍的な原理の存在に導いてくれる。

かけがえのない自然という
局所的で短命な規範(=エントロピー)よりも
至る所で掛け替えられている自然は
シントロピーに満ちている。   Y.K

メタボリック経路

産業は、生物のように本質的にメタボリックにデザインできる。
それらは常に成長する。

蓄積された太陽エネルギーの入力と出力に
それぞれのタイムラグがあるだけである。

現在の権力構造がメタボリックな経路を
選択する意志がないことが露わになった以上、
間接的に太陽エネルギーに課金する時代は終わるだろう。

エネルギーは増えも減りもしない物理的宇宙に
エネルギー危機は存在しないのだから。 Y.K