月別アーカイブ: 2008年9月

環境ビジネス

自分を除外して思考する宇宙は、存在しない。
なぜなら、「宇宙は自己を含むすべて」だから。
エコロジーが環境ビジネスに取り込まれたのは、
「環境とは自己を除くすべて」だから。
それゆえに、宇宙は宇宙ビジネスには取り込まれないだろう。
そして、エコロジーだけでエコロジー問題は解決できないだろう。

思考

政治は抽象的な組織による
思考の代理システムである。
そして、異なったイデオロギー間の代理システムは
個人には選択不可能である。
しかし、考えることは集団ではなく、
個人に属する機能である。
どの抽象的な組織も擬似的にしか思考できない。
個人のみが思考できる。
それゆえに、科学的な発見や発明のほとんどは個人に属する。
たとえ国家がその事実を捏造したとしても。

戦争エコロジー

この地球上の生命に人類が含まれる以前にも
テクノロジーは存在した。
最初のテクノロジーは、
人間が植物と動物を
食べられるように変換することであった。
しかし、現代のテクノロジーのほとんどは最初に戦争に使われている。
この変換は、食料やエネルギーではなく
無知と恐怖心を必要とする。

非同時的

非同時的な宇宙は、
静止空間ではなく
時間の関係性に満ちている。
そのすべての関係性はジオデシックである。
だから、同時的なことばかり気にしていると
バーチャルな直線になってしまう。

目的論

すべての生命は、混沌を秩序に変換する
反エントロピー的システムに加担している。
無意識的にではなく、非意識的に。
人間は混沌を秩序に変換しないことも意識的に選択できる
最後のエントロピー的生命だ。
生物学はこの選択に関与したがらない。
目的論を除外してきたからだ。
科学者は意識的に除外するこの行為を、
まだ客観的と見なしている。

教育

すべての専門分化は、
教育や手仕事の訓練の結果である。
それらは発明されたのだ。
宇宙に興味を抱かせないように、

柔軟な強度

「アイデアの結晶化」という思考法がある。
「最終的に考えを固める」こともこの思考法の変形である。
柔軟な強度は、結晶化にはない現象を扱う
もっとも新しい科学的概念であるが、
自然界ではすでに物質化されている。
たとえば、天然で最も硬い物質であるダイヤモンドよりも
構造的に強いフラーレンは、
もはやダイヤモンドよりも硬くはないのである。
(このダイヤモンドの硬さは、耐衝撃性に弱く、金槌で叩けば粉々に割れてしまう弱点がある。ダイヤモンドはもっとも振動しない固体だからである。)
ダイヤモンドにはないが、
フラーレンには存在する外力分散の機能こそが柔軟な強度を生成する。
あらゆる冗長な固体的な思考法は、
耐衝撃性に弱く、
本来的に思考自体の破壊を加速するだけである。
硬い固体には、構造にとっては無駄な物質が集積されている。
物質における柔軟な強度が、
引っ張り強度とその振動数以上に関係するのは
ノードの配置パターンである。
そのパターンは物質ではなくメタフィジクスに属する。
耐震強度を固体に求めるのは、経済的でも安全でもない。
真の強度はメタフィジクスにある。

リダンダンシー住宅

住居の耐震設計では、
より固体的に補強される。
結局、あらゆる〈固体的〉な構造は冗長なのである。
航空機はこの冗長さから脱却した最初の構造である。
乱気流の中を飛行する機能にとって、
〈固体的〉な冗長さは死の危険を増加させるからだ。
翼のない飛行機の胴体は地上ではもっとも安全なエコ住居になる。
つまり、金属やカーボン材で住宅も非固体的にデザインすべきである。