月別アーカイブ: 2012年10月

ニジマス(Rainbow trout)

渓流で捕獲された自然のニジマスは
絶えず湧水で満たされる栄養豊富な池にリリースすると
60センチに達するまでに
その体型は急激に変化する。
彼らの原産地はカリフォルニアで
日本の河川に放流された後に定着した外来種であるが
驚くことに彼らはスナックやおにぎりが大好きだ。
湧水のように水流が一定にありながら
その速度が遅い場所に棲み続けると
完全な淡水型として適応できるが
頭部が際だって大きい不格好な流線型になるばかりか
やがて体側部に赤紫色の斑点が連続する美しい虹も
輝きを失っていく。
遺伝子ではなく
風雪や雨で著しく変化する渓流の速度こそが
美しい自然の流線型を生むのだ。

クロノファイル

クロノファイルとは
あらゆるタイプの<消しゴム>を使用しない
思考の出来事のすべての履歴である。
20世紀のアプリでは<消しゴム>の代わりに
ハイパー言語とレイヤーが発明された。
クロノファイルは
レイヤー毎に保存された
試行錯誤(=絶えざる間違い)の時間順序(chronology)である。
もっとも身近な
この神秘な現象の履歴こそ
あらゆるタイプの<消しゴム>を受容しなかった行為であるが
ほとんどの子どもは10歳までの教育組織によって
この単純なデフォルトが優先的に変更され
非選択的にされるのである。
自己教育の方法においてもそれはほとんど変わらない。

続)消しゴム

試行錯誤の過程で生まれる
あらゆる間違いを初期化するための
あらゆるタイプの<消しゴム>が
考案され使用されてきた。
生活費を稼ぐために習得する
この初歩的な詐欺師の習慣こそ
すべての科学的な発明と発見を妨げている。

消しゴム

間違いから学ぶ時間と学ぶ手段を
思考する経験がなければ
失敗の履歴まで削除する習慣が生まれる。
この初期化の習慣こそ
間違いを<消しゴム>で消す
子どもの時からの学習方法から生まれている。

軌道

知識にはそれぞれ回転する複数の軌道がある。
観察者がどの位置にいるかを識るための知識なしでは
異なった軌道を相互に移動できない。
それは子どもが実験から学ぶべき
重要な最初の知識に違いない。

贈与経済

21世紀になって贈与経済学者がすっかりいなくなったのは
世界経済の過半数が贈与で動いている事実を隠蔽するために
IMF(国際通貨基金)加盟国の政府が
贈与経済を研究すると研究費を支給しなかったからだ。
たとえば復興バブル(19兆円)も
21世紀を代表する本質的な贈与経済である。
贈与の目的は諸問題を解決するのではなく
価値生産の手段を持てないように
金銭で金銭を稼ぐ人々の世界観を
贈与(ほとんどは融資という見せかけの収支)によって拡張し
絶えざる贈与によってより支配することである。

続)相似について

互いに似るその方法が社会でどの程度確立されているかは
同じ知識がある大人たちが
学校や家庭で子どもたちを
より被爆させる<暗黙の集団性>で判断できるだろう。
退屈な社会では
人々はより短命な群れに適応していく。

相似について

貧乏人は金持ちに憧れている。
金持ちはより金持ちの真似をしたい。
金持ちになる欲望が
互いに似る方法を作り出している。
こうして格差社会には
退屈さの格差がなくなるのである。

群れについて

利害関係を重視する人々は
自発的に仲間を探して群れを作る。
しかし、自分たち以外の群れへの無関心によって
彼らの利害は完全にコントロールされている。

利益について

価値生産において、
科学者は自分たちの発明による物理的な作用効果を予測できるが
経済学の専門家でないという理由だけで
資本主義には他のイデオロギーにはない
<てこの作用(=leverage)>を見いだせる特有な現象を
物理的実験によって独自に検証してこなかった。
(彼らは研究費が支給されなければ検証できない経済システムで
暮らしているが故に、環境条件そのものを科学の対象にできない。)
あたかも自分たちのものであるかのようにふるまうが
その機能は自然が生み出したのであり
<利益を稼いでいる>のは資本主義ではない。
92種の元素とその相互の結合システムを生み出したのは
資本主義や他のイデオロギー、そして科学者でもない。
価値の増大は自然の本質である。
多くの虚偽は資本主義によって生産される。
21世紀の<利益を稼ぐ>電子的方法は
この<虚偽の増大作用>をより加速することに利用されている。

続)知恵袋

過去のどんな偉大な科学的発見も個人によってなされきた。
しかし、宇宙の諸原理を個人が発見しても
原理の発見者に<原理の発見権>という概念を
与えられないように法律化したのは、
その発見者以外でも原理を応用する知識の獲得競争に自由に参入できれば、
つまり<原理の発見権>を無視して原理の応用に関する<特許権>を
成立させて発明者を国家的に保護すれば、
ほぼ無限に<特許権>を頭脳的に生成できるからである。
権力構造(=グランチ)は、
第1次産業革命時にはすでにこの無限性を熟知していたと思われる。
21世紀でも法律資本主義が成功し続けいてるのは
この独占的な特許制度の威力である。

頭脳vs知恵

知識は頭脳的に生成できる。
知恵は真実からのみ生み出される。
あらゆる知恵は
先験的な知恵の存在を暗示している。
現在の知的産業教育は
知識を頭脳的に増大させているだけである。
知識は群れとしての人間を頭脳的に支配できるから。

メタフィジックス

物理現象とは異なる
重さがなくエネルギーも介在しない
メタフィジックスな出来事は経験可能である。
メタフィジカルな現象を引き起こす資源は
つねに増大している。
シナジェティクスは
もっとも効果的な資源を生む
メタフィジックスを体系化している。

最高の教育課程

明晰で確実な答えが得られることを
書物や人間からではなく
自然に対して望むなら
より普遍的で利己的でない考え方によって
あらゆる疑問に立ち向かって行く傾向に目覚めるだろう。
これ以上の教育課程はデザインできないが
21世紀においてもこの教育課程を妨害しつづけているのは
両親と学校である。

単純化について

物事をより単純にするには
繰り返し再現できるように
物事を取り巻く環境をデザインすることが含まれる。
この<図>と<地>の相補的で動的な相互作用を
無視した場合の単純化が
部分的で一時的な合理化を経由しながら
全体をより複雑化していくのは、
<図>と<地>の境界線に進入する無意味で複雑な空隙を
形成するからだろう。

外部について

鏡の中の自分を見ることはできるが
自分自身を外部から見ることはできない。
自分の外部とは
脳の中で見ている記憶の産物である。
知るとは
その記憶をも外部から観る行為である。

消費税と付加価値について

消費税は外部から調達した原材料やサービスのコストを差し引いた
<付加価値>に着目して課税する間接税として概念化され
第2次世界大戦後の工業先進諸国(フランスが最初)から導入されてきた。
税収奪のためのもっとも効果的な対象は
工学(21世紀からは遺伝子工学)における
加速度的に増大している<付加価値>である。
それはアップルがIT革命において
ソフトウエアだけではなくハードウエアの工学的開発を
つねに怠らなかった理由でもある。

続)拡散型の放射性セシウム

権力構造の放射型思考システムこそ
拡散型の放射性セシウムの開発と
まったく相性がいいのである。
生存上の諸問題を包括的に解決しない方法こそ
グランチの内部のみで計画的に
互いに売ったり買ったりできるからだ。
税収奪の隠れたノウハウとして。

拡散型の放射性セシウムの開発

溶融飛灰からの放射性セシウムの分離除去技術や
ゼオライトに放射性セシウムを吸着させた後に
高温加熱処理によってガラス化して閉じこめる技術などの開発は
科学的に見える。
それらの処理の確立によって
セシウムの保管場所を減らせる開発目的から
国家はより広域に拡散させる計画に移行するための
科学的根拠に仕立てられたのである。
しかし、この計画は内部被爆の非国際基準を利用した
非科学的で反社会的な犯罪行為である。
環境省が主導するこうした企業による技術開発は
放射性物質による危険な汚染地域からの住民の避難を
最優先したのではなく
拡散型の除染産業の助成を最優先させた結果なのである。

独創性について

1960年代のサイバネティクスにおいて
独創的な問いが
人間だけではなくコンピュータからも
つねに予期しない<干渉>によって
生み出されることが発見された。
<干渉>こそ、社会全体が日常的に排除してきた
無数の解読できない<出来事>であり
予期しない新しい<構造と意味>が潜んでいるのである。

格差について

奪う側にいる人のように
奪われる側にいる人は
格差を選択できないという問題は
社会問題ではない。
ーーーーー誰かの富は、他の誰かの借金のお陰 (Y.K)
If you don’t have any debts, I am not in the fortune.
つまり、資本主義の経済原理が引き起こす物理現象だ。

平衡について

<自然は完全な真空を嫌う>ように
そして<完全な物事>を嫌うように
平衡状態を嫌っている。
腐敗した政党政治は
平衡状態をより長く維持する傾向がある。
生命において
完全な平衡状態は<死>である。

続2)アプリについて

人類にとって
宇宙の原理を応用するものすべてが
基本アプリだ。
しかし、生存のための不可欠なアプリは
今もほとんど開発されていない。
(たとえば、太陽光と水だけで作動する燃料電池の実用化は
石油資本に妨害され先送りされたままだ。)
意図的に基本アプリを開発させないで
アブノックスなアプリのみを開発させるのが
競争システムである。
あるいは、
廃れた教育システムである。
(たとえば、より間違いの少ない学習方法を
褒める勝ち残りゲームの維持など)

続)アプリについて

もっとも重要なアプリは
宇宙の出来事に神秘を感じる経験から生まれる
すべての目的意識
あるいは
あらゆる動機づけであり
それらは人類のすべての子どもに
最初から無料化されている。

アプリについて

「見えるプレゼンタイマー」が優勝した
アプリ甲子園をニュースで見た。
プレゼン社会のミニチュアのような大会で
勝利することによって
独創性が成長しない可能性がある。
IT業界の第一線で活躍するその審査員たちが
スマートフォンそのものを開発していない
追従者だからではない。
競争心は独創性の根源ではないからだ。
競争心は社会が企てた消費のための
偽の根源にすぎない。

国家による被爆調査

人間と動植物による内部被爆で除染させる以上の
除染方法を採用しなかった目的は
史上初の長期にわたる生態系の広域被爆調査であった。
そのための非合法的な被爆基準が
優先的にでっち上げられ
治療なき被爆調査が始まった。
東電の利害と一致するように。

台風の目

台風が去る前の
台風の目から
満月がもっともきれいに見えたのは
もっとも空気が澄んでいるからだろう。
その空気は淀んだ都市の周辺部からではなく
上空1万メートル以上から吸引排気されてきたからだ。
台風は本来、巨大なロボット掃除機であり
同時に空気清浄機である。
台風の目はバイオスフィアの
自律的なアイロボットなのである。