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自由と構造ーーー<アンチ・オデッセイ>2

先のブログは、映画<オデッセイ(ODYSSEY)>を見た後の私の感想だ。

火星の土とクルーの排泄物から土壌と水を用意し、ジャガイモの栽培に成功する。
しかし、糞尿のなかで生存する地球上の微生物群なしでは
クルーは火星でサバイバルできないという
NASAがこの映画のために提供した生物学世界像に私はとても失望する。
専門家によるこの生物学世界像は、明らかに微生物学的な水の再生利用方法に対して
無知である、そうでなければ隠蔽しているからだろう。

火星の基地シェルター内部のインフラは
現在の都市のインフラとまったく変わらない構造は
もっとも非経済的であり、絶望的だ。
(火星でのジャガイモ一個あたりの生産コストは膨大である。)

映画<オデッセイ(ODYSSEY)>は、
現在の世界中の都市のインフラを維持推進するための税金収奪を
長期間にわたって合法化する役目を担わされている。

<無管、無柱、無線、無軌道>の<4つの無>を
最新と思わされている科学テクノロジーに対峙させる構造を
デザインする生命が、唯一、太陽系宇宙に適応する生命である。

自由と構造ーーー<アンチ・オデッセイ>

私にはただ、大地と空とシェルターがあるのみだ。
それで、一体何が私に欠けているだろうか。

シェルターとエネルギーと食料さえあれば
私は最大の宇宙エネルギーの実践者ではないか。
宇宙のなかで、自律した生命として。

その生命には、優れた受容器
つまり、最小限のエネルギー受容器としての
テンセグリティシェルターが必要だ。

それは、最初の監視されない自由と共に
太陽系における遠隔的な相互作用をする構造ではないか。

素晴らしい詩の一行に巡り会わなくとも
<バイオスフィア3>と共に生きることができる。

どこにも出かける必要のない
内部の<4つの無>を生きるのだ。  yk

無線、無管、無柱、無軌道へ

皮膜のない宇宙服では大気圏外では生存できない。

皮膜や外殻がないかぎり
すべての生命は宇宙では生存できないにもかかわらず
テンセグリティやジオデシックドームよる
大気圏内の宇宙開発は確実に遅延してきた。

バイオスフィアという
最大のインドア(=大気圏)が素晴らしくデザインされているがゆえに
アウトドアのドームテント以上に
モバイル用のインドアはデザインされてこなかったのだろうか。

初期モデルのバックミンスター・フラーのダイマクションハウスから
第2次デザインサイエンス革命による
テンセグリティシェルターのプロトタイプ完成まで60年以上を経過している。

デザインサイエンスが供給する
テンセグリティシェルターでの
モバイル用インドア生活は
すべての都市インフラを不要とするデザインがなければ
真のモバイル性の自由度から形成される
精神の自律性は実現できないという前提は
この半世紀間変わらなかった。

無線、無管、無柱、無軌道を実現する
デザインサイエンス革命による4つの無は
無為自然というテクノロジーへの進化過程に置かれている。

思考する幾何学モデル

思考するモデルとは何か。

この驚くべき経験と発見は、
いったい一体何を意味するのか。

そして、シナジェティクスは
バックミンスター・フラー以後も
現在も、この思考する幾何学モデルは発見され続けている。

それは<シナジェティクス3(SYNERGETICS vol.3)>として公開される。
モデル言語と共に。

デザイン不可能な存在へ

学校教育で学習され、矯正された知性は
シナジェティクスの感性的直観にことごとく対立するが
感性的直観は真の知性にも還元不可能である。

デザインサイエンスに必須な想像力でさえ
シナジェティクスの感性的直観の
根源的なゆえにデザイン不可能な
宇宙の原理的な生産力に従うだろう。