日別アーカイブ: 2017年2月13日

コードを生成する原理から実践する

バックミンスター・フラーのジオデシックドームに熱狂した
ヒッピーたちを警戒すべきだった。

彼らは、フラーのラボから、ジオデシック・コードを盗み出し
ホールアースカタログやドームブックでジオデシックドームのノウハウを特集し
木製のジオデシックドームを賞賛したが、安価で耐久性のない雨漏りするドームを
フラーのデザインだとして後に非難したヒッピーあがりの編集者や建築家たちを。

フラーが認知しない方法で社会化されたドームハウスは半世紀以上も継続されてきたが
本質的なジオデシック・エンジニアリングを決定的に遅らせてしまった。
面材から構成する木製のジオデシックドームは、いまも高価な不動産に分類されるだろう。
課金されるジオデシックドームは、群れから遠ざかるモバイラーの人類を除外している。

コードを盗む技よりも、コードを生成する原理から
次世代のジオデシック数学を生成する秘法は
デザインサイエンティストが担った。

彼らは、テンセグリティを経済的な生存空間にまで実践するための
クリティカル・パスの生産プロセスにいる。
本質的なテンセグリティ・エンジニアリングの精緻化と共に。

格差エネルギー社会

教育の主目的は、こどもが興味に応じて
自らの環境を変えることを可能にすることである。

18歳までの教育費と医療費を各家庭経済に依存させることは、
その目的達成と本質的に矛盾するばかりか、
自らの環境を変えるの能力の喪失が招く
将来の産業的な損失に無関心になることを意味する。

家庭の経済的背景に依存しない学習環境に必要な
経済的支援を国家が保証するという認識の不在と共に
格差社会での子供の貧困という概念だけが定着した。

格差に対する不安こそが
格差を拡大する
支配エネルギーに変換できるからだ。