月別アーカイブ: 2018年12月

自然と不自然さの起源

インフルエンザの正20面体状の外殻が
宿主から奪ったタンパク質から形成されると考えないように、
カボチャと知らずに種を植えた子どもは
種が成長して黄色い無数の花になり頭より重いカボチャになる現実を見るまで理解できない。

不慣れなことが不自然に思えるのは局所的な経験の条件反射からだ。

正20面体の対称性をもつインフルエンザ・ウイルスの外殻

自然は議会のように基地化できない

原発事故の復興とは、元に戻らないだけではなく、
元に戻しても問題(プルトニウム)が消えないことへの批判がない偽装行為のすべて。
議会制民主主義は、貪欲な欲望が命ずるあらゆる偽装のために基地化されてきたが、
辺野古基地は、人間が埋め立てを中止させれば自然がまだ復元できる段階にある。

美学的変容

科学的な美学は美を創出する動機を
芸術家のようにその欲望には求めない。
宇宙を占有する暗黒物質などの新たに発見された現実は
常に質量はあるが光学的に直接観測できない。
可視性に変換する美学は、
宇宙をデザインする統合性の存在を識る先験的な直観として機能し始めている。

「カナダの天体物理学者は、暗黒物質の群れへのへその緒を見つけるために、
暗黒物質の糸が背後にある遠方の銀河の星の光をどのようにゆがめるのかを観測し、
その曲がり方の組み合わせで暗黒物質の大きさや重さを測定した。」

分節構造の寝袋(シュラフ)

身体は背骨の構造のような反復する体節からデザインされている。
脊椎動物の分節構造を形成するモジュールが体節である。
体節は、自らの形態だけではなく、隣接する神経組織との相互作用から
神経節や神経ネットワークに影響を与えている。
過剰な剛性や柔軟さを回避できる階層的なシナジー構造に飛躍する。
断熱層の体節からなる寝袋は
バックミンスター・フラーが70年代に最初にデザインした。

ウェスタンマウンテニアリング バイソンGWS
零下40度の極寒用シュラフ

実践的デザインサイエンス講座

シナジェティクス研究所のデザインサイエンス講座生による縮小モデル制作の開始。
原寸大のモバイル・テンセグリティシェルターが
既製品との結合の自由度の拡大によって
それまで予測できなかった実践方法をつねに再定義しながら実践する結果でないなら
シナジェティクスの探求は幾何学で終わるだろう。

反転するリダンダンシー

テンセグリティ球においては、リダンダンシー、
すなわち想定される最低限の負荷と要求される最低限の性能に対し、
それより多めかつ大きめに設計されたこれまでの「余裕」や「余地」は反転する。
より大きい直径のテンセグリティ球の構成要素を
より細く軽くする自然の非物資化の過程と実在によって。

疑似無重力圏で形成される放散虫のテンセグリティ構造においても
地上のリダンダンシーは反転する。

エンジニアリングの起源

エンジニアリングの起源は海にある。
浮力の利用はアルキメデスの法則の発見よりも遙かに先行するが、
岩石での浮遊は不可能であった。
巨大なテンセグリティ球は穴だらけでも大気圏を浮遊する。
浮力の数学的計算方法よりもつねに
自然科学的な法則の発見が先行する。
地球惑星ではそれ以上はできない。

クラウドナインー浮遊するテンセグリティ都市 RBF

脳を欺す概念

誰でもある発見をした時は、単純な喜びに包まれるだろう。
もしそれが明日まで持続するなら真に新しい発見とは言えないのだ。
脳を欺し続けていた概念を破壊することが
如何に困難であるかが熟考されなかったのであれば。
それまで学習した概念が自分の脳を
どれほどコントロールしているかを想像することは
発見と同じように困難だからだ。

共振から共鳴へ

地震の揺れの周期と建物の固有周期(建物が1回揺れる時間)が一致すると
建物の揺れは増幅される。
この共振作用は建物を破壊する。
外力の分散機能が構造を共鳴させるテンセグリティは、
共鳴振動によって構造をより強化する。
原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用した結果
共鳴振動を引き起こす核力に変換されるように。

30struts-Tesegrity シナジェティクス研究所 制作
張力材は連続した一筆書きのネットワークを形成する。